「一緒に陶芸教室」でも感じ方は2人で違う
陶芸のワークショップのようすです(オディシャ工芸博物館)。同じ陶芸の体験でも、自分の世界が広がったと感じる度合いは人によって違います。Credit: Kritzolina / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)研究チームは、この問いを分かりやすく示すために、あるカップルのたとえを挙げています。
ある週末、片方が「一緒に陶芸教室に行こう」と誘います。
誘った側にとって陶芸は初めての体験で、2人のつながりを深める創造的なチャンスです。
ところが、もう片方はふだんから美術に親しんでいる人でした。
その人にとって陶芸教室は楽しい時間ではあっても、特に新しくもワクワクするものでもありません。
つまり2人は同じ体験を共有しているのに、自分の世界が広がったと感じる度合いは違うのです。
そこで研究チームは、2人が同じくらい高い新鮮さを感じる必要があるのか、それとも片方だけで足りるのかを確かめることにしました。
使ったのは、2016年から2023年に集めた4つの日記調査を1つにまとめたデータです。
対象は、付き合って2年以上で一緒に暮らしており、2人そろって参加できるカップルでした。
参加者は平均すると、毎日起きている時間のおよそ6割をパートナーと一緒に過ごしていました。
台所で朝食を作りながらキスをするカップルです。研究に参加したのも、一緒に暮らしているカップルでした。Credit: Direct Media / Stocksnap(CC0)研究チームは北米でネット広告などを通じてカップルを集め、カナダの2つの大都市ではポスターでも募集しました。
2人はそれぞれ別々に、毎日10〜15分ほどの質問に答え、その日の新鮮さと関係への満足度を記録しました。
集まった日記は全部で19,596回分で、受け取れるはずの回答の91%にあたります。
1人あたりにならすと、3週間のうち約19日分の日記をつけたことになります。






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