(CNN) 中国で10年以上拘束されている米国人2人の家族が、トランプ米大統領に対し、訪中を機に釈放に向けた働きかけを行うよう求めている。
家族によると、ドーン・ミシェル・ハントさん(54)とネルソン・ウェルズ・ジュニアさん(52)は意図せず麻薬密輸の企てに巻き込まれ、2014年から身柄を拘束されている。
長年の収監生活により、今では2人とも心身の健康がむしばまれた状態だ。
兄によれば、ハントさんは香港や中国本土を経由してオーストラリアへ向かう無料の旅だと思い込んで参加した旅行で、詐欺の被害に遭った。中国本土に滞在中、ハンドバッグをプレゼントされたが、空港で呼び止められた際、バッグの裏地に麻薬が仕込まれていたことが判明。裁判で有罪となり、死刑を宣告された。
ウェルズさんも同様に、中国を出国する際、空港で知人からバッグを運ぶのを手伝ってほしいと頼まれ、だまされたと父親は証言する。
父親によれば、当局がバッグを開けたところ、「膨大な量の麻薬」を含む焼き菓子が中に入っていた。ウェルズさんは当初、終身刑を言い渡されたが、上訴を経て刑期は22年に軽減された。
ウェルズさんは発作に悩まされており、歯も欠けてきていると父親は話す。

ネルソン・ウェルズ・ジュニアさん/Family of Nelson Wells, Jr.
兄によると、ハントさんは子宮筋腫を患っていて、子宮がんの可能性もあるという。「彼女は精神的に壊れてしまっている」と兄は話す。
「彼女はすぐに帰国する必要がある。誰だって耐えることには限界があるから」(ハントさんの兄)
米国務省は昨年5月、人道上の見地から2人の釈放を要請。いま、家族はトランプ氏に対し、北京での会談で2人の件を取り上げるよう求めている。
ハントさんはトランプ氏へのメッセージとして、「習近平(シーチンピン)国家主席の目を見て、『あなたは我が国の国民を拘束している。私の米国民を拘束している』と単刀直入に告げてほしい」と訴えた。
トランプ氏は訪中を前に、香港紙「リンゴ日報」の創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏やエズラ・ジン牧師など、中国で拘束されている他の人物についても取り上げる考えを示していた。

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