駐車場大手「タイムズパーキング」やカーシェアリング事業を展開するパーク24は6月15日、2020年10月期から休止していた株主優待制度を2026年10月末の権利分から再開すると発表した。
株主優待再開の概要
今回の発表による株主優待制度の再開の概要は以下の通り。
タイムズカー入会特典:保有株式数が100株以上の株主を対象に贈呈する。タイムズカーに入会した場合、入会後の3カ月間は月額基本料金が無料となる。なお、本入会特典の有効期限は、発行後3カ月間。
カーシェアeチケットの贈呈:保有株式数と継続保有期間(4月30日および10月31日現在の株主名簿における同一株主番号での連続記載回数により判定)に応じて、タイムズカーで使用できるカーシェアeチケット(880円分/枚、有効期限は発行後1年間)を贈呈する。
【100株以上 300株未満】
・1年以上3年未満(連続3回以上7回未満記載):カーシェア e チケット 2枚(1760円分)
・3年以上5年未満(連続7回以上11回未満記載):カーシェア e チケット 3枚(2640円分)
・5年以上(連続11回以上記載):カーシェア e チケット 4枚(3520円分)
【300株以上 500株未満】
・1年以上3年未満(連続3回以上7回未満記載):カーシェア e チケット 4枚(3520円分)
・3年以上5年未満(連続7回以上11回未満記載):カーシェア e チケット 5枚(4400円分)
・5年以上(連続11回以上記載):カーシェア e チケット 6枚(5280円分)
【500株以上】
・1年以上3年未満(連続3回以上7回未満記載):カーシェア e チケット 6枚(5280円分)
・3年以上5年未満(連続7回以上11回未満記載):カーシェア e チケット 7枚(6160円分)
・5年以上(連続11回以上記載):カーシェア e チケット 8枚(7040円分)
対象は、毎年10月31日の同社株主名簿に記載または記録され、かつ同社株式を1単元(100株)以上保有している株主。贈呈の時期は、毎年1月末頃に利用案内が送付される予定。
純利益440億円に上方修正。市場は好評価
優待再開の原動力となったのが、6月15日に発表された決算および業績予想の上方修正だ。26年10月期第2四半期累計(25年11月~26年4月)の連結最終利益は、当初の190億円の赤字予想から一転黒字で296億5700万円で着地した。
上方修正の背景として、モビリティ事業における「タイムズカー」の会員数および車両の稼働率が想定を上回ったほか、国内駐車場事業におけるビジネスカーの利用や新規開発が好調に推移した。さらに、海外事業における収益性の改善が進んだことも利益を押し上げた。
これを受け、通期の連結業績予想も上方修正した。売上高4110億円(前期比1.2%増)、営業利益425億円(同13.1%増)、当期純利益440億円を見込んでいる。

Trading View
業績上振れと優待再開に市場は好感を示した。発表翌日16日の株価は、前日終値(1864.5円)から一時354円高の2218.5円まで急騰。終値でも前日比298円(15.98%)高の2162.5円と大きく値を上げ、出来高も前日の3倍以上となる621万株超となった。
新しい優待の権利確定日は10月31日。チケット獲得には1年以上の保有が必要となるため、株価の先高観とともに中長期を志向する個人投資家の関心を集めている。
※本記事は、事例として取り上げた金融商品の売買を勧めるものではありません。本記事に記載した情報によって読者に発生した損害や損失に関しては、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。

2 週間前
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