(CNN) 米国のトランプ大統領は、イランに経済的な痛手を負わせることで数週間にわたる空爆では成し遂げられなかったことを実現できると信じている。つまりイラン政府の意志を挫(くじ)き、譲歩を迫れると考えている。しかしこれはイランにとっての痛みの限界値を読み間違えている可能性があると、一部の専門家が指摘している。
海上貿易の要衝であるホルムズ海峡の封鎖は、週末にパキスタンで行われた和平協議が進展なく終了したことを受け、13日午前10時(米国東部時間)に開始された。イラン革命防衛隊(IRGC)は封鎖への報復を誓っており、イラン当局は世界経済への波及効果を警告。米国の消費者もその負担を被ると主張している。
「イランには、米国の封鎖による経済的影響を相殺するための選択肢がいくつかあるが、その全体的な影響は不透明だ」と、英シンクタンク「国際戦略研究所(IISS)」の中東政策担当上級研究員、ハサン・アルハサン氏はCNNに語り、イラン政府は「ホルムズ海峡を迂回(うかい)する代替ルートを通じて石油・ガス輸出を拡大しようとする可能性がある」と付け加えた。
アルハサン氏によると、これにはイラク、トルコ、アルメニアへのパイプラインを通じたガス輸出、あるいはカスピ海にあるネカ石油ターミナルを通じた石油輸出が含まれる可能性があるという。
「イランはパキスタンとの長い陸路国境を通じた燃料の密輸を増やすかもしれない。または自国産の石油をイラク産の石油と混合することで封鎖を回避する可能性もある。過去にも行ってきたように、」(アルハサン氏)
加えてイランは、軍事的な手段を選択する恐れもある。米海軍艦艇への攻撃を仕掛けたり、イエメンの反政府武装組織フーシ派を説得して、バブルマンデブ海峡の封鎖を試みさせたりするかもしれない。アルハサン氏はCNNにそう語った。バブルマンデブ海峡は紅海とインド洋を結ぶもう一つの重要な海上の要衝。
いずれの場合も、イランの港を封鎖することで、米国はこの戦争の新たな局面を開くことになる。イランの痛みの限界を様々な方向から試しながら。

4 日前
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