(CNN) インド洋のモルディブでスキューバダイビング中に死亡したイタリア人4人の遺体捜索を強化するため国際的な洞窟ダイバーらが17日、同国に到着した。この前日には回収作業で軍当局者1人が命を落としていた。
モルディブ政府によると、世界的なスキューバダイビングの緊急事態に対応する団体「ダイバーズ・アラート・ネットワーク(DAN)」に所属するフィンランド人ダイバー3人は、この任務を遂行するための戦略を検討するため、現地の沿岸警備隊と合流する予定。
3人は世界各地で深海潜水や洞窟潜水を経験しており、イタリアの推薦を受けたという。
4人目のダイビング専門家も17日にチームに加わる予定で、オーストラリアと英国から専門機材も到着する見通し。
イタリア人ダイバー5人は14日、バーブ環礁を探索した後に死亡した。イタリア外務省によると、5人は他のイタリア人20人とともにスキューバダイビングの遠征に参加していたという。
インストラクターの遺体は洞窟の入り口で見つかっており、当局はほかの4人も洞窟内にとどまっているとみている。
遺体の回収にあたってはすでに軍の上級ダイバーの命が失われており、作業の危険性と複雑さが浮き彫りになっている。洞窟は最深部で水深70メートル、全長は200メートルに及ぶ。
困難な状況
モルディブ政府の広報官によると、酸素と減圧が必要になることから1回の救助潜水は約3時間に制限されている。
16日の回収作業では、2人のダイバーが風船を海面へ放って洞窟の入り口に目印を付けた。これにより、残りのメンバーはその地点へ直接向かい、洞窟内での活動時間を最大限に引き延ばすことができた。
しかし、予測不能な強い潮流に見舞われたり、洞窟内部が真っ暗であったりすることなどから状況は極めて困難だという。
ダイバーは深い洞窟から浮上した後、完全に水面に上がる前に浅い水域にとどまり、減圧しなければならない。
当局は、死亡した軍のダイバーはこの過程で合併症を起こしたとみている。
ダイビングの合法性を巡る疑問
ダイバーらに何が起きたのか、全員がどのようにしてこれほどの深さに達したのかを明らかにするための調査が進められている。
政府の広報官は「レクリエーションや商業ダイビングでは、30メートルより深く潜ることは法律で認められていない。残念ながら、今回の事案はそれをはるかに超える深さで起きたようだ。洞窟の入り口でさえ水深は約50メートルに達する」と述べた。
モルディブでのダイビング旅行を運営するイタリアのツアー会社は、現地の制限に違反する水深のダイビングを許可したことも、把握していたことも否定した。同社の弁護士が16日に現地紙に語った内容として、AP通信が報じた。
同社によれば、犠牲者らは経験豊富なダイバーだったが、使用された装備は深い洞窟潜水に適した専門的な装備ではなく、標準的なレクリエーション用のものだったとみられる。

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