今年の釈迦誕生日(5月24日)を前に、韓国・ソウルで開催された伝統行事「蓮燈祭(ヨンドゥンフェ)」に、人型ロボットの僧侶が初めて参加し、世界中から大きな注目を集めました。
コリア・ヘラルドによると、5月6日、ソウル中心部にある曹渓寺(チョゲサ)で、人型ロボット「ガビ」が仏教の戒律を授かる儀式(受戒)に臨みました。ガビは中国のロボティクス企業「Unitree Robotics(ユニツリー・ロボティクス)」が製造した「G1」モデルで、身長は約130センチです。
式典では、仏教の基本的な戒律である「五戒」をロボット向けに再解釈した誓いが授けられました。その内容は、「生命を守ること」「他のロボットや財産を傷つけないこと」「人間に従うこと」「嘘をつかない(欺かない)こと」、そして「過充電を避けてエネルギーを節約すること」の5つです。
また、修行僧が腕に焼き印を受ける清めの儀式「燃臂(ヨンビ)」も行われましたが、ガビには焼き印の代わりに蓮燈祭のステッカーと108個の数珠が授けられました。
翌週末、ガビはさらに大きな舞台に立ちました。同メディアによると、5月16日に開催された「蓮燈パレード」には4体のロボット僧侶が参加。「ソクジャ」「モフィ」「ガビ」「ニサ」と名付けられた4体は、伝統的な僧衣をまとい、顔に青い光を灯しながら鐘路(チョンノ)の街を行進しました。
コリア・ジュンアン・デイリーによれば、ロボット僧侶たちは興仁之門(東大門)からタプコル公園までを約40分かけて歩き、タイ、ネパール、ミャンマーなど仏教国出身の在韓外国人の行列とともにパレードを彩りました。今年のイベントの総来場者数は約50万人に上り、昨年の43万人から増加しています。
こうした取り組みは、韓国仏教の最大宗派である「曹渓宗(チョゲジョン)」がAI時代と向き合う姿勢の表れでもあります。スミソニアンマガジンによれば、曹渓宗の最高指導者である真愚(チヌ)大宗師は年頭の挨拶で、「AI時代を果敢に切り開き、その成果を悟りの道へと役立てる」と宣言しており、仏教とテクノロジーの融合は今後も続いていきそうです。

5 日前
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