神奈川県に本社がある「オーケー」は、「高品質・Everyday Low Price(毎日低価格)」をモットーにしたディスカウントスーパー。ファンが多いことでも知られ、ネットでは「オーケーは他店よりも安い」との声も目立ちます。
さらに近年は、激安スーパーの激戦区としても知られる関西にも進出し、店舗を増やしています。
なぜ「高品質で毎日安い」ことにこだわり続けるのでしょうか? 同社の広報担当者に話を聞きました。
「他店より高い商品がございましたら、お知らせください」の掲示
オーケーは「高品質・Everyday Low Price」を目指すため、あえて特売日を設けずに、毎日安い価格で販売しています。ナショナルブランド商品において「地域一番の安値」を目指しているといい、店内には「万一、他店より高い商品がございましたら、お知らせください。値下げします」と書かれたポスターが貼られています。
また、リスナー投票で人気スーパーのランキングを決める「TBSラジオ スーパー総選挙」では、オーケーが4年連続で1位に輝き、リスナーから「とにかく安い」「店内調理のお惣菜がコスパ最強」などのコメントが寄せられていました。
なお、現在の店舗数は、関東を中心に179店舗(7月9日現在)を展開。2025年4月から2026年3月までの1年間で過去最多ペースとなる15店舗を新規オープンし、このうち5店舗は関西地方への出店です。
「お客様に損をしていただきたくない」
なぜオーケーは「高品質・Everyday Low Price」にこだわるのでしょうか。同社の広報担当者に聞きました。
「いわゆる『安かろう悪かろう』では、いくら価格が安くても、多くのお客様のご支持は得られません。当社の経営方針『高品質・Everyday Low Price』ですが、高品質がまず先頭に来ている点にこだわりがあります」
オーケーでは品質を確認したうえで価格を抑えることを基本とし、一部の食品添加物を使用した商品の取り扱いを控えるなど、安全性にも配慮しているといいます。
「特売日を設けない」ことにも理由があるそうです。
「特売日に来店できないお客様に、損をしていただきたくないためです。同時に、特定日に向けた売場設営の負担や、一時的な大量仕入れ・在庫管理の手間が不要となります」
飲料や酒類を常温販売して設備コストを抑えているほか、主力商品は取り扱いメーカーや品数を絞り込み、大量発注することで仕入れ価格を抑えているといいます。
「地域一番の安値」を実現するための取り組みにも特徴があります。本社だけでなく各店舗でも競合店の価格を調査し、ナショナルブランド商品において、オーケーよりも安い他店を見つけた場合は、値下げすると同時に「競合店に対抗して値下げしました」と書かれたPOPを売り場に付けて販売しています。
「熱烈なオーケーファンのお客様に『オーケーで買って損をしたなー』と言われないための措置です。こうした取り組みを積み重ねることで、『オーケーで買えば損をしない』と思っていただき、オーケーファンになっていただくことで、毎日お安く販売することが可能となります」
看板商品に「ロースかつ重」や「手作りピザ」
オーケーの売りは低価格だけではありません。累計販売数5000万食を突破した「ロースかつ重 カナダ産三元豚使用」は看板商品のひとつ。店内で焼き上げる手作りピザも人気で、ホールサイズに加え、カットサイズでも販売されています。価格だけでなく品質を重視する姿勢は、これら商品づくりにも表れています。
また、カルビーやヤマザキ、味の素などのメーカーが製造するオーケーオリジナル商品も展開し、手頃な価格と品質を両立した商品を幅広くそろえています。
物価高が続くなか、価格だけではなく品質にも妥協しない姿勢でファンを増やしているオーケー。関西進出も進む中、その存在感はさらに高まりそうです。

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