偽薬と比べた2本の試験で「約半数」が回復
偽薬と比べた2本の試験で「約半数」が回復 / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部試験の舞台は、25か国の112施設と、28か国の125施設。
参加できたのは、直近6か月に自然な回復がなく、今回の脱毛が始まってから8年未満の人です。
10代の参加者は118人。
患者は無作為に、1日1回のウパダシチニブ15mg、30mg、偽薬の3つの群に分けられました。
分ける時には、年齢、脱毛の重さ、脱毛の期間で群に偏りが出ないようにしています。
医師も患者も、誰がどれを飲んでいるか知らない二重盲検(両者に伏せる方式)の試験です。
効果の物差しは「SALTスコア」(頭皮のうち髪が抜けている面積の割合)。
参加した時点の平均は83.9、つまり頭皮の8割以上に髪がない状態でした。
主要な評価は、24週後にこの値が20以下になること。つまり、頭皮の8割以上に髪がある状態です。
達成したのは、15mgの群で45.2%と44.6%、30mgの群で55.0%と54.3%、偽薬の群で1.5%と3.4%でした(2本の試験の値)。
差は早く開いた。8週の時点で、薬の2群とも偽薬を上回っています。
髪が完全に戻った人は、薬の群で13〜22.5%。
20以下より厳しい「10以下」や、完全に戻る「0」の達成も評価されています。
眉やまつ毛の回復、患者自身が感じる変化、生活の質、不安や抑うつの尺度も評価項目に入りました。
患者の実感と生活の質は、どちらの用量でも意味のある改善を示したと研究チームは書いています。
効果の解析は、途中でやめた人も含めて、無作為化した全員で行われました。
効いた人だけを数えて出した数字ではない、ということです。









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