(CNN) スマートフォンの位置情報追跡は、親が未成年の子どもの居所を確認することで安心を感じる助けになり得る。しかし、成人した子どもの追跡は不安感の増大につながる可能性もあるという調査結果が発表された。
米ミシガン大学付属小児病院が15日に発表した最新調査によると、デジタル技術を使って成人した子どもの居場所を追跡している親は半数以上に上った。
そうした親のほぼ25%は、追跡によって安心を感じるどころか不安が増大することがあると答えている。
「この種の追跡で親の不安が増大するのは、1地点のデータしかないことによる。残りは自分の脳の中で補わなければならない」。コミュニケーションに詳しい米フェアリーディキンソン大学のカラ・アライモ教授はそう解説する。「自分で想像して結論を出さなければならない。それは正しいかもしれないし、正しくないかもしれない」
親が子どもを追跡する理由は「自分の不安を和らげるため」が約68%と最も多く、「緊急事態に備えて」が64%、「自分が適切とみなす場所に子ども(法的には成人)がいることを確認するため」は17%だった。
今回の調査を行ったミシガン大学のサラ・クラーク氏は、いずれの回答についても親による子どもの追跡が必要な理由にはならないとの意見だった。十分な意思の伝達や境界がなければ、遠隔監視は親子関係を傷つけるだけでなく、若者が自分で考えて判断する能力の発達を妨げかねないと同氏は指摘する。
「位置情報追跡が全部悪いとは言わない。しかし親が子どもの生活に介入すると、簡単に悪い領域に踏み込んでしまう」(クラーク氏)
今回の調査は18~25歳の子どもがいる親1500人あまりから回答を得た。

3 時間前
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