(CNN) 米軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長は16日、米軍は中東から大きく離れた海域でもイラン関係の船を追跡する方針だと述べ、特にインド太平洋に言及した。
英海運情報メディアのロイズ・リストによると、太平洋地域、とりわけマラッカ海峡周辺の停泊地には、イランのような国から違法または制裁対象の石油を輸送する「ダークフリート(影の船団)」のタンカーが集中している。
ケイン氏は「我々は太平洋の管轄区域でも、封鎖開始前に一定の区域を出た船舶に対して、同様の海上阻止活動を実施している」と説明した。
非営利組織「ユナイテッド・アゲインスト・ニュークリア・イラン」でダークフリート追跡部門の上級顧問を務める元米海軍将校、チャーリー・ブラウン氏はCNNに対し、ケイン氏の発言に加え、船舶追跡プラットフォームや衛星画像で確認された一部の米軍艦の動きから、米政権は今年初めにベネズエラ関係のタンカーに対して用いたのと同様の作戦を検討している可能性があるとの見方を示した。
ブラウン氏は「米国は以前にも、ベネズエラ近海から遠く離れたインド洋を含む海域で制裁対象タンカーを阻止したことがある」と指摘する。
「同様の活動が行われるとすれば、米国が機動の自由を確保でき、制約の少ない公海上になるだろう」(ブラウン氏)
CNNは第7艦隊に対し、衛星画像から16日時点でマラッカ海峡へ向かっていることが確認された米軍艦「ミゲル・キース」の動きについて問い合わせている。

フィリピン海に展開する遠征海上基地「ミゲル・キース」の艦上で、米海兵隊と海軍の士官が警備に当たる様子=25年9月8日/Cpl. Angelina Sara/Digital/Marine Rotational Force - Darwin/US Navy
ミゲル・キースはニミッツ級空母にほぼ匹敵するサイズを持つ大型艦で、4月8日に日本の佐世保を出港。17日にはシンガポール沖でいったん停泊した後、夕方に再びマラッカ海峡を進んだ。
ミゲル・キースは「遠征海上基地」と呼ばれ、海兵隊の発表によると、航空機による機雷対策や特殊作戦などを任務とする。
ケイン氏はこの日、ホルムズ海峡周辺の混雑した状況に言及。この海域は「非常に混み合っている」と述べ、そうした状況で封鎖作戦を実行している米軍を称賛した。

2 時間前
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