(CNN) 米海軍の強襲揚陸艦トリポリが17日、シンガポール沖のマラッカ海峡に近づいていることがわかった。トリポリには中東に向かう海兵隊員や海兵が乗艦しているとみられる。
CNNが確認した船舶自動識別装置(AIS)の追跡データによると、トリポリは17日午前、南シナ海の南西端に位置するシンガポールに接近していた。
米海軍の艦船はしばしば、AISの発信機を切ったまま航行する。シンガポール周辺のように海上交通が過密な海域を通過する際に位置を明らかにすることは安全な運航につながる。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは、追加派遣される海兵隊員がトリポリによって中東に輸送されると報じた。計画に詳しい当局者3人によると、海兵隊員は、国防総省が派遣を命じた沖縄駐留の第31海兵遠征隊(MEU)に所属している。第31海兵遠征隊は2200人規模の即応部隊だという。
米中央軍は、イランとの戦争に関連して、すでに約5万人の米軍部隊が中東に展開しているとしている。
当局者はCNNに対し、第31海兵遠征隊が中東に送られることは認めたが、具体的な派遣先や任務については明らかにしなかった。
海兵遠征隊は通常、指揮、地上戦闘、航空戦闘、兵站(へいたん)の四つの要素で構成される。一般に、退避作戦や、水陸両用作戦のように艦船から陸上への移動を必要とする急襲、攻撃といった任務に使われてきた。地上戦闘と航空戦闘の要素も備え、一部の部隊は特殊作戦の訓練も受けている。
船舶の位置情報を公開するサイト「マリントラフィック」によると、「特定されていない米軍艦」が11日に沖縄を出港し、南シナ海を通って17日午前にはシンガポールに近づいていた。速度は時速約35キロだった。
米海軍佐世保基地配備のトリポリは、全長約260メートル、排水量4万5000トンで、小型の空母ともいえる。F35ステルス戦闘機やMV22オスプレイ輸送機のほか、上陸用舟艇も搭載している。
トリポリは水陸両用即応群の主力艦で、通常はドック型輸送揚陸艦のニューオーリンズ、サンディエゴを伴う。CNNは17日時点で、これらの艦艇がトリポリに同行していることを船舶追跡サイト上では確認できなかった。

1 ヶ月前
4







English (US) ·
Japanese (JP) ·