(CNN) 米国とイスラエルがイランに対する攻撃を開始してからほぼ1カ月。複数の情報筋がCNNに語ったところによると、湾岸諸国や欧州の同盟国は、紛争終結や停戦合意に向けた交渉の進展が見られない状況を注視しており、懸念を強めているという。
双方の会談を調整する動きはあるものの、両国の要求には大きな隔たりがあるため、近いうちに会談が実現する可能性は低いと情報筋は述べている。
米国とイスラエルによる軍事行動の継続という脅威が、今後の協議の行方に重くのしかかっている。一方イランは、戦争勃発前には持っていなかった重要な切り札、すなわちホルムズ海峡に対する事実上の支配権を、今や手中に収めていると認識している。
「双方が交渉の席に着き、話し合いを始める前に、ごく基本的な事項について合意しなければならない」と、ある地域筋はCNNに語り、イラン側が「最大限の提案に対して、最大級のノーを突きつけた」と付け加えた。
今週初め、米国はパキスタンを通じて、イランに対する15項目の要求リストを伝達した。その要求の多くは、戦争開始前に米国が提示したものと同様だ。すなわち、イランによる核兵器不保有の確約、イランの高度濃縮ウランの米国による接収、イランの防衛能力の制限、そして同国による代理勢力の支援の停止などだ。
もしそれが本当に米国の立場であるならば、「交渉が成功する見込みは全くない」 と、国家安全保障会議(NSC)でイラン担当責任者を務めた元米政府高官のネイト・スワンソン氏はCNNに語った。
こうした中、戦争のもう一つの主要な当事者であるイスラエルは、米国がイランとの交渉を円滑に進めるために1カ月の停戦を宣言するのではないかと懸念している。イスラエル情報筋2人がCNNに語った。しかし、そのうちの1人の情報筋によると、同国は交渉の突破口が開かれる見通しについては依然として懐疑的だという。
「イランが最大限の譲歩をしても、米国が要求する最低限の条件さえ満たせない」と情報筋は述べた。その上でイスラエルは米国の枠組み案のいくつかの要素について、「前向きで、イスラエルにとって有益なもの」と見なしていると付け加えた。特にイランの核開発計画や地域における同国の代理勢力の活動に関する部分がそれに該当するという。しかし別のイスラエル筋は、長期的な見地でのイスラエルの警戒感に言及。最終的な停戦合意が同国の懸念事項全てに対処するものとならない可能性を危惧しているとした。
スワンソン氏によれば、イランはトランプ米大統領について、これまでと同様に降伏と紛争激化の二者択一を迫っていると認識している可能性が高い。同国が外交の展望を真剣に受け止めているようには見えず、「同程度に大胆で非現実的な提案」を持ち出しているという。
25日、イラン国営の英語放送局プレスTVによると、イラン当局者が同国独自の要求リストの概要を明らかにした。その要求には、「侵略と暗殺」の完全停止、イランに対する戦争が再開されないことを保証する具体的な仕組みの確立、戦争損害および賠償金の保証と明確な定義、地域全域におけるすべての戦線およびイランの代理勢力に対する軍事作戦の終了、そしてホルムズ海峡に対するイランの主権行使の保証が含まれている。

3 週間前
7







English (US) ·
Japanese (JP) ·