(CNN) 米司法省がキューバのラウル・カストロ元国家評議会議長(94)の起訴に向けて動いていることが分かった。 事情に詳しい情報筋が明らかにした。
捜査の範囲は不明。ただ、連邦検察は複数の罪状を検討しており、キューバ軍が亡命支援組織「ブラザーズ・トゥー・ザ・レスキュー」の航空機2機を撃墜した1996年の事件に関するものも含まれる。
この攻撃では男性4人が死亡し、うち3人は米国籍の保有者だった。

フロリダ州キーウェスト沖では1996年3月2日、キューバ系米国人がボートに乗り込み、1週間前にキューバの戦闘機によって撃墜された「ブラザーズ・トゥー・ザ・レスキュー」の航空機2機の墜落現場へと向かった/Rick Bowmer/AP/File
大陪審の承認が得られれば、早ければ来週にも起訴が発表される可能性がある。
事情に詳しい情報筋によると、フロリダ州南部地区の連邦地検はここ数カ月、キューバの指導者を刑事訴追する準備を進めてきた。この動きを主導したのはジェイソン・レディング・キニョネス検事だが、生え抜きの検察官の一部からは、起訴に足る十分な証拠があるか懸念する声も出た。
複数の情報筋によると、起訴対象者のリストの筆頭に上がったのがカストロ氏だという。カストロ氏はキューバで長く実権を握っていたフィデル・カストロ元国家評議会議長の弟。
カストロ氏の起訴に向けた司法省の動きについては、CBSが最初に報じた。
ブランチ米司法長官代行は15日、FOXニュースに対し「起訴に関してリークされたり、各種メディアで論じられたりしている公式情報は皆無だ。もしこの件について話をする機会があり、その時が来れば、我々は当然そうする。あなたや米国民に請け合っても良い」と語った。
キューバ系の共和党議員はかねて、司法省に起訴を求めてきた。マリオ・ディアス・バラルト下院議員らは2月、ボンディ司法長官に宛てた書簡で、カストロ氏を起訴するよう司法省に要請。証拠として挙げた当時の報告書によると、キューバのミグ戦闘機のパイロットなどによる無線交信の録音が残っており、当時国防相だったカストロ氏が公海上空での撃墜を命じたことを示唆する内容だという。
起訴の可能性は、冷戦期から敵対している米国とキューバの間で緊張が高まる中で浮上した。米国はキューバについて、敵対国と結託して外国の軍隊や情報機関の資産を国内に受け入れている「極めて重大な脅威」と非難しているが、キューバ側はこれを否定している。
起訴に向けた動きは、キューバに対する数十年来の禁輸措置を強化するトランプ政権の動きとも軌を一にする。制裁解除を求める声が国際的に出ているにもかかわらず、米国はここ1年で圧力を強めてきた。

1 時間前
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