「空虚感」に襲われる人は「共感能力が高い」と判明

2 ヶ月前 30

空虚感は「自己の不安定さ」や「感情調整の難しさ」と深く関係していた

空虚感は、精神医学では境界性パーソナリティ障害の症状の1つとして扱われてきました。

しかし実際には、「自分が何者なのか分からない」「何をしても意味がない」「人とつながっている実感がない」といった感覚は、特定の診断だけに限らず、うつや不安、人生の目的感の低下とも関係すると考えられています。

そこで研究チームは、空虚感を「どれくらい強く感じやすいか」だけでなく、「日々どれくらい揺れ動くのか」に分けて調べました。

研究では、一般コミュニティの成人120人を対象に、まずパーソナリティ機能、アイデンティティの乱れ、感情調整の難しさなどを測る質問紙に回答してもらいました。

その後、参加者はスマートフォンアプリを使い、14日間にわたって1日4回ランダムに通知を受けました。

通知が来るたびに、直近1時間で「悲しみ」「怒り」「恐怖」「空虚感」をどの程度感じたかを1〜7段階で報告したのです。

技術的な問題があった参加者を除き、最終的には113人のデータが分析されました。

その結果、平均的に空虚感が高い人ほど、アイデンティティの乱れやパーソナリティ機能の問題が強いことが分かりました。

また、空虚感が大きく上下する人では、感情調整の難しさも同時に見られました。

より詳細な結果は、次項で見ていきましょう。

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