初期人類種間の交雑の実態、歯に含まれるたんぱく質の分析で明らかに 中国

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(CNN) 「ホモ・エレクトス」として知られる先史時代の人類は、我々の祖先の中で初めてアフリカを離れ、大陸を越えて移動し、最終的に約200万年にわたり地球上を歩き回った。しかし研究に利用できる遺伝物質が乏しいため、この種は人類の起源における大きな謎のままであり続けている。

今回、科学者たちは中国で発掘された6本の歯から太古のたんぱく質を抽出し、ホモ・エレクトスと、我々ホモ・サピエンスを含む後世の人類種との間に、分子レベルでのつながりがあることを初めて明らかにした。

「これが大きな一歩となり、分断された枝をつなぎ合わせながら人類の進化の樹を描くことができる」と、米首都ワシントンのスミソニアン国立自然史博物館に在籍する古人類学者、ライアン・マクレー氏は述べた。同氏は本研究には関与していない。

ホモ・エレクトスの化石はアフリカ、アジア、欧州で発見されているが、化石の年代や保存状態の悪さから、DNAなどの有益な分子データを取得することは困難だった。

13日付の科学誌ネイチャーに掲載された研究論文で、中国の遺伝学者であるフー・チャオメイ氏とその共同研究チームは、中国国内の3カ所で発掘された歯から古代のエナメルたんぱく質を抽出・分析することに成功した。これらの歯はいずれも約40万年前のものとされる。

アミノ酸の配列から構成されるたんぱく質は、太古のDNAよりも安定している。後者は脆弱(ぜいじゃく)な分子で、比較的容易に分解してしまう。たんぱく質に含まれる情報は詳細さの点では格段に劣るが、それでも依然として標本の進化の歴史を解明する手がかりにはなる。

フー氏は北京にある中国科学院傘下の脊椎(せきつい)動物古生物学・古人類学研究所の教授を務める。同氏らのチームは化石の形態を損なうことなく研究を行うため、ドリルではなく酸エッチングを用いて歯のエナメル質から微量のサンプルを採取した。

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