初性交年齢が早いほど「寿命」に不利な傾向、遺伝研究で判明

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遺伝情報から「初性交年齢と将来の健康」のつながりを探る

初性交年齢には、思春期の家庭環境、教育、性格、精神状態、生活習慣など多くの要因が関係するため、通常の観察研究だけでは原因と結果を切り分けにくい問題があります。

性交開始年齢を研究者が意図的に変え、その後の人生を何十年も追跡する実験も、現実的にも倫理的にも行えません。

そこで研究チームは、メンデルランダム化(Mendelian randomization)という方法を用いました。

これは、初性交年齢が早い傾向と統計的に結びつく遺伝子変異を目印にして、寿命や虚弱度(フレイル指数:心身の弱りを表す指標)との因果的な関係を推定する方法です。

研究チームはまず、英国バイオバンクに登録された39万7338人のデータから、初性交年齢の個人差と統計的に関連する遺伝的傾向を取り出しました。

次に、その遺伝的傾向と、複数の大規模な遺伝研究から得られた長寿、フレイル指数、親の寿命、健康寿命、自己評価による健康状態などとの関係を調べました。

また、長生きしやすさや虚弱のなりにくさなどをまとめた遺伝的な指標「aging-GIP」も分析し、生活習慣、感情、身体的特徴、病気など145項目から、初性交年齢とaging-GIPの関係をつなぐ候補として34項目を抽出しました。

分析の結果、遺伝的に初性交年齢が早い傾向は、aging-GIPの低さ、長寿になりにくい傾向、虚弱度の高さと関連し、男女を分けても結果の方向はおおむね共通していました。

さらに興味深いことに、遺伝的に初性交年齢が早い傾向は、親の寿命が短いという傾向とも関連していたのです。

特に関連が大きかったのは、虚弱度、慢性閉塞性肺疾患(COPD:主に長年の喫煙で起きる病気)、心理的なつらさを感じやすい傾向、注意欠如・多動症(ADHD)でした。

なぜここでADHDが出てくるのでしょうか?

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