【分析】米国がイランを攻撃、脆弱な停戦は今回の事態を持ちこたえるか

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(CNN) 米国民は、なぜ自国の軍が再びイランを爆撃しているのか疑問に思っているかもしれない。

何しろトランプ米大統領は先月、戦争終結に向けた合意をイランによる「無条件降伏」と表現していたのだ。

米国は7日、ホルムズ海峡付近の船舶に対する一連の攻撃への対応として、当局者が「懲罰」と呼ぶイラン標的への攻撃を実施したが、この攻撃は「釣り合いのとれたものではなかった」。米国は、イランが覚書に違反したとしてイラン産原油に対する制裁も再び科した。

今回の新たな攻撃は、イランとの脆弱(ぜいじゃく)な停戦が存続しうるのかという疑問をただちに呼び起こした。停戦はトランプ氏が先月フランスで勝利を誇示しながら署名して以降で最も深刻な脅威にさらされている。

イランが石油輸送の要衝で船舶を脅かしつづけ、米国が再びイランの港湾を攻撃しているのに、トランプ氏は本当に戦争が終わったと言えるのだろうか。

この緊張激化は微妙なタイミングで起きている。

イランは、戦争の初期に死亡した前最高指導者ハメネイ師の葬儀を執り行っている。今回のイランの動きは、同国の隣国トルコの首都アンカラで開かれている北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席しているトランプ氏を牽制(けんせい)し、同国が戦争中に得たと考えている影響力を誇示する狙いがあるようにみえる。

米国の最新の行動が、首脳会議の雰囲気を改善することにはならない。トランプ氏は、軍事行動に反対し参加しなかったとしてNATO加盟国を厳しく非難している。加盟国は米国の軍事行動を違法とみなし、NATOの防衛任務とは無関係だと考えていた。

トランプ氏は、イランが覚書に違反した場合、「再びすぐにイランの頭のど真ん中を爆撃することになる」と述べている。

一方でトランプ氏は、大きな政治的代償をもたらし、同氏自身が新たな大恐慌を引き起こしかねないと警告した戦争を終わらせようと躍起になってもいる。

トランプ氏は改めて、イランとの戦争を始めるのは容易だったと学んでいる。終わらせるのはとてつもなく難しい。

本稿はCNNのスティーブン・コリンソン記者による分析記事です。

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