(CNN) トランプ米大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席との首脳会談は、米大統領が世界史に刻んだ消えることのない足跡を示すための集大成となる行事だ。
だが、中国の華やかな儀礼がトランプ氏を栄誉ある政治家として演出する一方で、今回の訪問は、イランとの戦争を含むトランプ氏のいくつかの決定が、同氏の権威と米国の力を損ないかねないことも示すだろう。
トランプ氏が意図的につくり出した混乱した世界情勢によって今回の首脳会談の背景は、ニクソン元大統領が1970年代に中国を世界の舞台へ引き出して以降の米中首脳のいかなる会談とも異なるものとなる。
米中首脳会談では長年、世界で最も重要な外交関係となってきた両国間の安定が追求されてきた。だがトランプ氏は安定とは真逆で、米国を世界有数の不安定要因に変えた。
トランプ氏はまた、自由貿易や同盟、米政権に有利な国際秩序といった、米国の優位性を支えてきた伝統的な基盤も解体した。同氏はこの変革を、むき出しの米国の力と一方的な行動の自由を肯定するものとみなしている。一方で、批判派はこれを、米国の覇権が野心に満ちた中国という超大国によって多方面で試されているまさにその時に米国の世界的な優位性を損なう自滅行為だとみている。
トランプ氏がイランで明確な勝利を収められなかったことや、その戦争がもたらした世界経済への破滅的な余波は、中国が利用しようとするかもしれない米国の力について新たな疑問を投げかけている。米国の力を前にした小国の反抗によって、トランプ氏は個人として弱体化したように見える。
◇
本稿はCNNのスティーブン・コリンソン記者による分析記事です。

3 時間前
1







English (US) ·
Japanese (JP) ·