(CNN) ロシアのプーチン大統領を痛烈に風刺した作品で知られるロシア人アーティストがポーランドで射殺された。検察当局が16日に発表した。また、この事件に関連してベラルーシ人の男2人が逮捕されたことも明らかにした。
ポーランド東部ルブリン県の地方検察は声明で、セミヨン・スクレペツキー氏(44)が15日午前、ベラルーシとの国境に近いビャワ・ポドラスカの自宅近くの駐車場で、処刑と見られる形で殺害されたと発表した。
本名をロベルト・クゾフコフというスクレペツキー氏は、活動家として逮捕される恐れから2021年にロシアを脱出。ポーランドに居住していた。
「現在の情報によると、44歳の男性は身元不明の男に近づかれ、拳銃で2発撃たれた。被害者が地面に倒れると、男はさらに近づき、3発発砲した後、すぐに現場から逃走した」。検察のマーシン・コザク報道官はそう述べた。スクレペツキー氏は頭部と胸部を撃たれ、現場で死亡したという。
コザク氏によると銃撃事件発生直後、警察は犯人捜索を開始し、ビャワ・ポドラスカにあるベラルーシ領事館付近で、37歳と33歳のベラルーシ人の男2人を拘束した。「彼らの事件への関与について捜査中だ」と声明は述べている。
スクレペツキー氏は多作な画家であり、プーチン氏とその政権、そして他のロシア当局者に対して批判的な姿勢を示してきた。そのサイケデリックな絵画は、時にロシア正教のイコン風に描かれた。作中のプーチン氏は牛の鼻をしていたり、豚を抱きしめていたりする。
スクレペツキー氏はまた、プーチン氏を他のロシア当局者や世界の指導者、権力者たちと並べて描くことも多かった。これまで米国のトランプ大統領や中国の習近平(シーチンピン)国家主席、チェチェン共和国の指導者ラムザン・カディロフ氏、ソ連の指導者だったスターリン、さらには富豪のイーロン・マスク氏までもが作品に登場した。
スクレペツキー氏はプーチン氏に断固として反対するだけでなく、ロシアの反体制派の一部にも批判的だった。反体制派の中心的な人物だった故アレクセイ・ナワリヌイ氏に対しては「ロシアの反体制派全体を破壊した」と非難していた。
スケルペツキー氏は当初、非常に親ウクライナ的な人物と見なされており、22年にロシアがウクライナへの本格的な侵攻を開始した直後には、公然とロシアのパスポートを燃やす行動に出た。しかしその後数年間は、ウクライナの指導部に対する批判を強めていた。

2 時間前
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