ヒズボラ、イスラエルに検知・阻止させない強力な兵器を配備

3 ヶ月前 12

(CNN) 爆発物を搭載したクアッドコプターがレバノン南部で屋根をかすめ、爆撃で破壊された建物の間や未舗装の道沿いを正確に飛行した。このドローン(無人機)は操縦士に標的の明瞭な一人称視点映像を示す。標的はイスラエルの戦車とその近くに立つ兵士らだ。

映像の上部には白文字でこう表示されていた。「爆撃準備完了」

このクアッドコプターは光ファイバードローンだと専門家たちは指摘した。イスラム教シーア派組織ヒズボラが多用するようになった兵器で、極めて高い精度を発揮する。阻止は困難で、検知はさらに難しいうえ、妨害される可能性のある信号を一切発することなく目標物の高解像度映像を提供する。

ヒズボラが3日に公開した洗練された動画では、重さわずか数キロのクアッドコプターが、目標に命中する。イスラエル兵らは接近にまったく気付いていない様子だった。イスラエル国防軍(IDF)によると、この攻撃で19歳の軍曹が死亡し、数人が負傷した。

光ファイバードローンはその単純さゆえに効果的だ。ドローンを遠隔制御する無線信号の代わりに、光ファイバーケーブルによって操縦士と直接有線接続する。

ケーブルは非常に細く軽量で、肉眼ではほぼ見えない。イスラエル軍の情報筋によれば、15キロ以上のばすことができるため、操縦士は安全な距離を保ちながら、ドローンから鮮明な一人称視点の目標映像を入手できる。

IDFはその技術的優位性を生かし、操縦士がドローンを制御するために使用する信号と周波数を妨害してきた。しかし光ファイバードローンは信号を発しないため、電子的に干渉できないばかりか、そもそも飛来する飛翔(ひしょう)体を検知するという点でもさらに大きな課題となっている。

「網のような物理的な障壁を除けば、できることはほとんどない」とイスラエル軍の情報筋は漏らす。「非対称戦争に適応したローテク・システムだ」

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