ハバナ(CNN) キューバの送電網が16日、全面的に崩壊した。同国の電力会社が明らかにした。約1000万人が暮らすキューバへの石油供給が米国によって事実上止められて以降、初めての全国規模の停電となった。
国営の電力会社によると、全国で電力の復旧作業が進められている。停電発生時に稼働していた発電設備に異常は検出されなかったという。
全国規模の停電はここ数年、たびたび報告されている。キューバ当局はこれまで、こうした停電について米国の経済制裁が原因だとしてきた。一方で、老朽化した発電システムへの投資不足も原因だと批判する声も上がっている。
キューバは電力供給を石油に大きく依存している。当局によると、燃料輸送の事実上の封鎖によりエネルギー危機は悪化し、断続的な停電や医療物資の配給制、観光業の落ち込みを招いている。燃料価格は高騰し、非公式市場ではガソリンが1リットル当たり9ドル(約1430円)に達する。これは車の燃料タンクを満たすのに300ドル以上かかる計算で、大半のキューバ人の年収を上回る額だ。
キューバのカルロス・フェルナンデス・デ・コシオ外務副大臣は16日の停電を受け、「米政府当局者は、キューバのすべての家庭に生じた被害にさぞ満足していることだろう」と述べた。
政府はエネルギー危機への対応として、授業時間の短縮、主要なスポーツ・文化イベントの延期、交通サービスの削減などの緊急措置を発表した。
トランプ米大統領は16日、政権として「キューバを手に入れる」ことも辞さない姿勢を示唆したが、記者団から同国への仮想的な軍事作戦がどのようなものになるのか問われても、詳細はほとんど語らなかった。
米国は1月初め、ベネズエラ大統領を権力の座から排除した後、同国からキューバへの石油供給を遮断した。

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