キオクシア、15日決算発表が大注目の理由。AI需要で時価総額26兆円、営業利益は「トヨタ超え」(27年3月期)か

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5月15日15時30分にキオクシアホールディングスが2026年3月期(2025年度)の通期決算を発表する。

AI時代のインフラを支える「記憶の会社」が、どのような転換点を迎えているのか。最新の市場データと予測に基づき、注目すべき3つのポイントを整理した。

メモリー価格急上昇。売上2兆円超へ

キオクシアが2月に示した業績見通しによれば、今期の売上収益は同社として初めて2兆円の大台を突破する見込みだ。生成AIの普及により、データセンター向けSSD需要が爆発的に増加したことが背景にある。

26年3月期の連結売上高を前の期比28~33%増の2兆1797億~2兆2697億円、純利益は67~89%増の4537億~5137億円を見込む。メモリー価格は急速に上昇しており、市場では、2026年1〜3月期の純利益が前年同期比17倍に達するとの見方も出ている。

営業利益は「トヨタ超え」か

今期のキオクシアの営業利益見通しは7170億〜8070億円にのぼり、前年の赤字から一転、過去最高益を大きく更新する勢いを見せている。

注目すべきは、「成長の持続性」に対する市場の評価だ。5月8日に2027年3月期の営業利益を3兆円(前期比約2割減)と慎重に見通したトヨタ自動車に対し、市場の視線は対照的だ。日経新聞は証券アナリストによる業績予想まとめ「QUICKコンセンサス」を引き合いに、同期間のキオクシアの利益が4兆円に達するとし、「トヨタ超え」の可能性もあると報じている。

かつて東芝のメモリー事業として誕生し、経営危機を経てベインキャピタル傘下で再出発した同社は、いまや「AIインフラを支える中核企業」を担う存在へと進化した。

製造業の主役が、関税政策や景気減速懸念など外部環境の影響で慎重な舵取りを迫られる中、半導体が日本経済の新たな「成長エンジン」として台頭している。15日の決算発表は、まさにそれを象徴する場となりそうだ。

急騰するキオクシア株。AIインフラの「長期需要」に注目

Trading View提供「キオクシアホールディングス」(285A)株価チャート(6カ月)
Trading View提供「キオクシアホールディングス」(285A)株価チャート(6カ月)

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同社の株価は2026年に入り、生成AI向け投資の加速に伴う「NAND型フラッシュメモリー」の爆発的な需要を背景に、力強い上昇トレンドにある。年初からの株価上昇率は約4倍に達し、時価総額は26兆円に達し国内時価総額ランキング第4位(5月11日時点)に浮上した。米ハイテク大手によるAIインフラへの巨額投資が中長期的に継続するという、強固な実需がこの株価上昇を支えている。

5月15日の決算発表では、市場予想で4兆円と見込まれる「来期(2027年3月期)の見通し」に関心が集まっている。また、上場来初となる配当方針の具体策など株主還元への言及があるかどうかも焦点となる。

※本記事は、事例として取り上げた金融商品の売買を勧めるものではありません。本記事に記載した情報によって読者に発生した損害や損失に関しては、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。

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