その黄色い花、雑草だけど絶対気をつけて。「家の前に」「道ばたに」SNSで目撃相次ぐ

1 時間前 1

身近な場所に生えている雑草の中には、日本の生態系を脅かすことから、駆除が必要な種類も潜んでいます。黄色い花を一年中咲かせる植物「ナルトサワギク」もその一つです。

国立環境研究所の公式サイトによると、ナルトサワギクは東アフリカ原産で、日本への移入元はアメリカです。1976年に徳島県鳴門市で見つかって以降、福島、千葉、静岡、大阪、兵庫、福岡などでも分布が確認されています。

全体の高さは20~50cmほどで、葉は先が尖っています。花は直径2~2.5cmほどで、鮮やかな黄色い花を上向きにつけます。

一年中、花を咲かせ、タンポポの綿毛のような小さな種子を風で拡散させるため、非常に繁殖力が強いのも特徴です。

特定外来生物である上に「有毒」

空き地や道端、造成地、埋立地など、身近な場所に生えていることがあるため、SNSでは「いつの間にか、家の前にナルトサワギクが広がってる」「道端で見つけたナルトサワギクの花。鮮やかできれいですね」「神社にたくさん咲いてた」などの目撃報告が相次いでいます。

しかし、繁殖力が強いゆえ、日本の在来生物に悪影響を及ぼす恐れがあるだけでなく、アルカロイド系の毒を含んでいるため、2006年に外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されました。

なお、ナルトサワギクの毒については、人が素手で植物に触れても問題ないとされています。ただ、家畜がこれを食べて食中毒を起こす事例が発生しており、畜産農家を悩ませる存在となっています。

ナルトサワギクの駆除方法

複数の自治体が、ナルトサワギクの駆除について協力を呼びかけています。しかし、特定外来生物は生きたまま移動させたり、保管したりすることが原則禁止されているため、処分には正しい知識が必要です。

徳島県の公式サイトによると、駆除する際には、地下部の根などが残ると再び成長する可能性があることから、手やスコップなどで“根ごと”抜き取ります。
それをビニール袋に入れ、その付近でできるだけ長い期間(1週間以上)天日に当てます。完全に枯死したことを確認できたら、地域のゴミ処理ルールに従い処分しましょう。

また、種子の飛散を抑制するため、発見したらできるだけ早く駆除することも重要です。

記事全体を読む