
この記事の要点
- マレックスが約15億円相当のXRP ETF保有を開示、米機関投資家3位に浮上
- XRP ETF市場で機関投資家の資金流入拡大、CME先物上場準備も進行
まずは仮想通貨ETFを詳しく
15億円相当のXRP ETF保有、マレックスが3位入り
ナスダック上場の金融サービス企業Marex Group(マレックス・グループ)が、2026年第1四半期末時点で2つのXRP現物ETFに合計940万ドル(約14.9億円)のポジションを保有していたことが、SECへの13F届出により明らかになりました。
今回の届出を受け、同社は米国のXRP ETF機関投資家ランキングで3位に浮上しており、前四半期比51%増となる買い増しによって主要保有機関の一角に加わっています。
これまで同市場ではゴールドマン・サックスやミレニアム・マネジメントといった大手金融機関が保有残高上位を占めてきました。
マレックスは1四半期で両社に次ぐ保有水準まで拡大しており、機関投資家による現物XRP関連商品への資金流入が続いていることを示す事例として市場関係者の関心を集めています。
XRP_ETFに巨額流入、存在感拡大
13F届出が示すマレックスのXRP戦略
カナリー社ETFが51%増、ビットワイズ社も新規取得
提出書類によれば、マレックスが保有する2本のXRP ETFのうち、Canary XRP ETF(カナリー・XRP ETF)は35万6,865株を保有しており、評価額は約510万ドル(約8.1億円)に達しています。
この保有量は前四半期の17万3,298株から51%増加したもので、マレックスが短期間でXRP ETFへの投資比率を大きく引き上げていたことが今回の届出で明らかになりました。
また同社は新規取得分としてBitwise XRP ETF(ビットワイズ・XRP ETF)の株式28万6,021株を組み入れており、評価額は約430万ドル(約6.8億円)と報告されています。
13F届出は、米国で1億ドル(約158億円)以上の有価証券を運用する機関投資家に四半期ごとの保有開示を義務付ける制度であり、今回の提出によってマレックスのXRP ETF保有状況が示されました。
ゴールドマン・ミレニアムに迫るマレックス
XRP ETF機関投資家ランキングでは、ゴールドマン・サックスが約1億5,216万ドル(約241.5億円)で首位に立っており、圧倒的な保有規模を維持しています。
これに、複数の現物XRPファンドを合算して約2,700万ドル(約42.8億円)超を保有するミレニアム・マネジメントが続いており、両社が市場の主要保有機関となっています。
マレックスの保有規模は上位2社を下回るものの、1四半期での増加幅では主要機関の中でも目立つ水準となっており、短期間で保有を拡大した動きが確認されています。
こうした機関投資家の参入拡大を背景に、Ripple(リップル)も金融機関向けネットワークの拡大を進めており、仮想通貨XRPの実用性に対する関心も広がっています。
ストラテジー株とSTRK増、TON銘柄は減
マレックスはXRP ETFと並行して、現在ビットコイン重視企業として知られるストラテジー(ティッカー:MSTR)の株式も290万株から340万株へと増加させています。
一方で、ストラテジー株のコールオプションは10万8,100株分から6万5,500株分へ縮小しており、現物株の保有を増やす一方でデリバティブ関連ポジションを抑える動きも確認されました。
同社はまた、ストラテジーの永久優先株式STRKを4,400株から1万6,401株へ大幅に増加させており、関連銘柄への投資比率を引き上げています。
その一方で、TON Strategy(トン・ストラテジー)やBitmine Immersion Technologies(ビットマイン・イマージョン)への保有は縮小しており、投資対象を選別する動きが見られています。
国内ETF「早ければ来年にも」
機関投資家の仮想通貨ETF保有、裾野が拡大
XRP ETFをめぐっては、CMEグループがビットコイン・XRPなどを組み合わせた仮想通貨バスケット先物を6月8日に上場予定となっており、機関投資家向けの制度整備も進んでいます。
また、米名門ダートマス大学基金がソラナETFを新規組み入れるなど、大学基金・運用会社を含む幅広い機関投資家が仮想通貨関連ETFをポートフォリオに組み込む動きが広がっています。
今後公表される第2四半期の13F届出では、マレックスが保有拡大を継続するかどうかに加え、同様にXRP ETFへの投資を増やす機関投資家が広がるかどうかにも注目が集まっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.73 円)
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Source:SEC 13F届出
サムネイル:AIによる生成画像

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