「1つの予約」で丸一日を潰さない方法

15 時間前 1

数時間後の予定に注意を奪われる「待機モード」

たとえば、午後3時に病院の予約があるとします。

今が午前10時ならあと5時間もありますが、何かを始めようとすると、「夢中になって予約を忘れたらどうしよう」「途中で切り上げられず、遅刻するかもしれない」と不安になります。

その結果、何度も時計を確認し、普段ならできる仕事や家事にも手をつけられなくなります。

これが”待機モード”と呼ばれている現象です。

予定は通院や面接のような緊張するものに限らず、友人の訪問など楽しみな出来事でも該当します。

さらに、「午後のどこか」「今日中」といった曖昧な予定の場合は、いつ行動を切り替えるべきか分からないため、待機状態が一日全体に広がりやすくなります。

現れ方にも個人差があり、頭に霧がかかったように集中できない人もいれば、体が重く、動き始められないと感じる人もいます。

本人は何も考えていないのではなく、予定を忘れないように時刻を監視し、準備や失敗の可能性を繰り返し考えていることがあります。

エリス氏は、この体験がADHDで研究されてきた時間知覚の違いや、作業の開始・切り替えに関わる実行機能の難しさと重なる可能性を指摘しています。

時間を見積もることに自信がなければ、別の作業を始めず、予定だけを待つ方が安全に感じられるというわけです。

ただし、待機モードは正式な医学用語や診断項目ではなく、ADHDの人だけに起こる現象とも限りません。

「予定があるせいで1日が潰れる」ほどではないとしても、似たような感覚になった人はいることでしょう。

では、こうした「待機モード」を軽減するにはどうすれば良いでしょうか。

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