超加工食品は「食物よりタバコに近い」と研究者が指摘

2 ヶ月前 18

超加工食品は「依存を生む製品」として設計されてきた

この研究は、超加工食品(Ultra-Processed Foods:UPFs)とタバコの共通点を、依存科学や公衆衛生の歴史から整理したものです。

論文で強調されているのは、超加工食品が「偶然おいしくなった食品」ではなく、消費量を最大化するために設計されてきた工業製品だという点です。

たとえば、精製された炭水化物と添加脂肪の組み合わせは、脳の報酬系を強く刺激しやすいとされています。

また、食物繊維など本来の食品構造を壊すことで、消化吸収が速くなり、快感が短時間で立ち上がるよう工夫されています。

研究者らは、こうした特徴がタバコ産業におけるニコチン量の調整や吸収速度の最適化とよく似ていると指摘します。

「どれくらい強く効くか」だけでなく、「どれくらい速く効くか」を操作することが、依存を強める重要な要素だからです。

超加工食品は、この点で最小限しか加工されていない食品とは大きく異なると論じられています。

超加工食品の一覧リスト

研究で問題視されている代表的な超加工食品には、次のようなものがあります。

  • 清涼飲料水・エナジードリンク

  • ポテトチップスやスナック菓子

  • 菓子パン・ケーキ・クッキー

  • 即席麺・カップ麺

  • 加工肉(ソーセージ、ハム、ベーコンなど)

  • ファストフード(ハンバーガー、フライドポテトなど)

  • 甘味の強いシリアル食品

これらは必ずしも一様に危険というわけではありませんが、精製炭水化物と添加脂肪が多く、食べ過ぎを誘発しやすい製品が特に問題視されています。

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