若者の5人に1人がAIに「心の悩み」を相談していた、米国の調査

9 時間前 2

若者の5人に1人が、AIに心の悩みを相談していた

若者のメンタルヘルスをめぐる状況は、日本だけでなく、米国でも深刻な課題となっています。

米国疾病予防管理センター(CDC)のデータでは、米国の高校生の約3人に1人が、過去30日間のほとんど、または常にメンタルヘルスの状態がよくなかったと報告しています。

さらに2023年の調査では、20.4%が自殺を真剣に考えたことがあると答え、10人に1人近くが少なくとも1回は自殺を試みたことがあると報告しています。

一方で、専門家による支援にすぐつながれる若者ばかりではありません。

予約が取りにくい、費用がかかる、近くに相談先がない、あるいは誰かに知られるのが怖いなど、メンタルヘルス支援にはいくつもの壁があります。

こうした状況の中で、急速に身近になったのがAIチャットボットです。

研究チームは、米国在住の12〜21歳の若者1727人にオンライン調査への参加を依頼し、そのうち1009人が調査を完了しました。

回答結果には統計的な重み付けが行われ、米国の同年代の若者約4282万人を代表するデータとして分析されています。

調査では、参加者に対して「悲しい、怒っている、不安、ストレスを感じているときに、助言や助けを求めてAIチャットボットを使ったことがあるか」が尋ねられました。

その結果、19.2%が「使ったことがある」と回答しました。

これは、米国の12〜21歳の若者に換算すると、約820万人に相当します。

つまり、AIチャットボットへのメンタルヘルス相談は、ごく一部の特殊な使い方ではなく、すでに若者の間でかなり広がっている行動だと考えられるのです。

利用頻度にも注目すべき点があります。

AIチャットボットを使ったことがある若者のうち、42.8%は少なくとも月1回以上、メンタルヘルスに関する助言を求めていました。

さらに5.8%は、毎日またはほぼ毎日使っていると報告しています。

これはAIが、単発の「お試し相談」ではなく、日常的な心の拠り所のように使われている可能性を示しています。

記事全体を読む