米国防総省、AI企業アンソロピックに軍事利用制限の解除を要求 拒めば排除の脅し

1 ヶ月前 14

(CNN) 米国防総省のピート・ヘグセス長官は24日、米AI(人工知能)企業アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)との会談で、27日までに同社のAIモデルの安全措置を解除するよう求め、要求に従わなければ同省との契約を失う恐れがあると通告した。

ヘグセス長官はさらに、米政府の事実上のブラックリストにアンソロピックを載せることになるかもしれないと脅した。

問題になっているのはアンソロピックのAIモデル「Claude(クロード)」の安全措置。関係者によると、国防総省はアンソロピックと2億ドル(約310億円)規模の契約を結んでおり、Claudeの軍事利用に関する制限を解除させて「全ての合法的な用途」に使用したい考え。

しかしアンソロピックはAIによる兵器の制御と米国内での国民の集団監視という二つの問題をめぐる懸念から、制限の解除に応じていない。アンソロピックはAIで兵器を制御するには安定性が不十分だと見ており、集団監視への利用については法規制が存在しないと指摘している。

関係者によると、国防総省はアンソロピックが要求に従わない場合、27日までに契約を打ち切る構え。当局者はCNNに対し、アンソロピックは27日午後5時1分までに「乗るか乗らないか」を決める必要があると語った。もし従わない場合は「ヘグセス長官が国防生産法を発動し、同社が望んでも望まなくても、強制的に国防省に使用させる」と説明。さらに、ヘグセス長官がアンソロピックをサプライチェーン(供給網)上のリスクに指定すると予告した。

アンソロピック広報は24日のヘグセス長官との会談について、「我々のモデルが安定的かつ責任を持てる形で政府の安全保障任務を引き続き支援できるよう、誠意をもって話し合いを続けた」とコメントしている。

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