(CNN) 米国の若い徴兵適格者の男性は、12月から選抜徴兵制度(セレクティブ・サービス)の対象者名簿に自動的に登録されることになる。これは昨年末に連邦議会で成立した年次国防政策法に盛り込まれた措置の一環だ。
すでに18歳から26歳までの男性は、徴兵が必要になった場合に備えてセレクティブ・サービスへの登録が義務付けられている。米国で徴兵制度が最後に実施されたのは、ベトナム戦争中の1973年2月だ。
セレクティブ・サービス・システム(SSS)の2024年の報告によると、自動登録はすでに46の州および準州で導入されている。SSSは先月下旬、この仕組みを全米で実施するための規則案を情報・規制問題室(OIRA)に提出した。
この全米規模の措置は、現在進行中のイランとの戦争とは無関係であり、同国との紛争が激化する数カ月前に、超党派の支持を得て可決されたものだ。しかし、トランプ政権は米軍の地上部隊を派遣する可能性を否定しておらず、今回の戦争で徴兵政策への注目が再び高まっている。
以下、セレクティブ・サービスの自動登録について知っておくべきポイントを解説する。
誰が登録対象で、どのように運用されるのか
昨年12月にトランプ米大統領が署名して成立した国防権限法によると、自動登録の対象となるのは18歳から26歳までの米国市民の男性および「米国内に居住するその他すべての男性」だ。
この義務的登録は、グリーンカード保持者、難民、庇護(ひご)申請者、さらに不法滞在の男性にも適用されるが、非移民ビザで滞在している者は対象外だ。
SSSのウェブサイトによると、現在、自動登録制度が導入されていない州では、男性は「18歳の誕生日から30日以内」に登録しなければならない。またSSSは、登録が遅れた場合でも26歳の誕生日までであれば登録を受け付けている。
セレクティブ・サービスに登録しない場合は重罪となり、一部の学生ローンや連邦政府職に就く資格など、特定の特典を受けられなくなる恐れがある。また、これは軍事選抜徴兵法違反にもあたり、5年以下の禁錮刑および25万ドル以下の罰金が科される可能性もある。
アリゾナ州やデラウェア州、首都ワシントンなどでは、運転免許証や州発行の身分証を申請する際に、対象となる男性が自動的に登録される仕組みが導入されている。一方、ニューヨーク州では、運転免許証の申請書に、対象となる男性がセレクティブ・サービスに登録できる欄が設けられている。
SSSの2023年の報告によると、登録の6割以上は各州の自動車管理当局を通じて行われているという。
徴兵が実施された場合、どうなるか
徴兵が実施される前に、まず連邦議会がその実施を承認する必要がある。また登録されているすべての男性が兵役に就くわけではなく、誕生日と番号を無作為に選ぶ抽選が行われる。
徴兵が行われる年に20歳を迎える者が最初に招集され、その後は21歳、22歳、23歳、24歳、25歳、19歳、そして18歳になってから6カ月以上経過した者の順で招集される。
選ばれた者は、兵役の免除または猶予を申請することが認められている。SSSによると、免除や猶予が認められなかった者は、その後「身体的・精神的・道徳的適性審査」を受け、適性があると判断された者が最終的に兵役に就くことになるという。

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