(CNN) 米首都ワシントンにあるリンカーン記念堂の「リフレクティング・プール(反射池)」の底部に使用されている青い素材の一部が剥がれかけていることが分かった。この数日前、プール底部は青い塗装を施した上で再度注水されていた。塗装はトランプ大統領の指示による数百万ドル規模の改修工事の一環だ。
17日、CNNは現地で、プールの底の青い素材の一部がめくれ上がっているのを確認した。素材は部分的には底に付着しているものの、上方へと浮き上がっていた。当該の素材が塗料なのかシーリング剤なのかは不明。剥がれてきた理由も分かっていない。
内務省にコメントを求めたが、現時点で回答はない。
プール改修を請け負ったバージニア州の企業、アトランティック・インダストリアル・コーティングスのオーナー、エディー・ウッド氏は、素材の写真や動画を確認した上で、画像だけでは「それが正確に何なのか判断するための十分な情報は得られない」と述べた。
その上で、プールを補修する際に検証を行い、問題があるようなら同社で対応すると説明した。
プール施設のインフラ専門家であり、プールやスパの管理を手掛けるアクアティック・カウンシルの会長を務めるティム・アウアーハーン氏は、動画からでは何がこの「見かけ上の剥離(はくり)」を引き起こしているのか判断するのは難しいと述べた。
「コーティングシステムは、さまざまな理由で不具合を起こす場合がある。下地処理や表面の汚染、施工条件、接着性の問題、製品選定、機械的損傷、環境への曝露、あるいはそれらの要因の組み合わせなどだ」と、アウアーハーン氏は指摘。もし剥離が当該部分だけの局所的な問題ではなく、複数の箇所でコーティングの密着性が失われているなら、問題はより重大なものとなる恐れがあると示唆した。
国立公園ナショナルモールの中心的存在を占めるこのリフレクティング・プールは、トランプ氏が4月に改修を命じて以来、トラブルが相次いでいた。トランプ氏はプールの底を、自ら「米国旗のブルー」と呼ぶ色に塗り直そうとしている。
改修費用は当初180万ドル(約2億9000万円)と見積もられていた。しかし、内務省がアトランティック・インダストリアル・コーティングスに発注した契約概要によると、現在では1470万ドルにまで膨らんでいるようだ。
今月初めには、新たに改修されたプールに水が張られて間もなく、藻類による水の変色も発生していた。今週に入ると、その変色を改善しようとする取り組みの一環とみられる中で、作業員たちが容器に入った過酸化水素をプールに注ぎ込む様子が目撃された。また、内務省報道官が「先進的なナノバブラー技術」と説明する装置も投入された。だが18日午後の時点でも、プールの広い範囲は依然として緑色で、藻類が確認できた。

3 時間前
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