「頭のよさ」の2つの物差しで、容姿の自己評価を比べた
「頭のよさ」の2つの物差しで、容姿の自己評価を比べた / Credit: Collections École Polytechnique / J. Barande / Wikimedia Commons(CC BY-SA 2.0)「自分の見た目は、100点満点で何点?」
そう聞かれたら、少し考え込んでしまう人も多いでしょう。
その点数は、鏡に映る姿だけで決まるわけではなさそうです。
2023年に発表されたヒル氏らのレビュー論文では、容姿の自己評価が、実際の顔立ちや体つきだけでなく、自尊心や自信によっても押し上げられがちであることが示されています。
では、どんな人が自分の容姿を高く採点するのでしょうか。
これを確かめるため、エイドリアン・ファーナム(Adrian Furnham)氏らは、2つの調査を行いました。
参加したのは、トーマス・インターナショナル(Thomas International)という会社の職場向け適性検査を受けたことのある社会人です。
1つ目の調査には799人、2つ目の調査には292人が参加しました。
参加者は自分の容姿を0〜100点で採点し、大卒かどうか、楽観性、性格についても答えました。
1つ目の調査では、自己採点の平均はおよそ58点でした。
2つ目の調査では、こうした回答に加えて、時間制限つきの知能テストの得点も調べました。
推論や空間の把握、知覚などの問題を、どれだけ速く正確に解けるかを測るテストです。
こうして研究チームは、「頭のよさ」を表す2種類の物差しを手にしました。
1つは大学を卒業しているかどうか、もう1つは知能テストの得点です。
一般に、知能が高い人ほど学歴も高い傾向があります。
また、2011年に発表されたサトシ・カナザワ(Satoshi Kanazawa)氏の研究では、知能が高い人ほど、周りの人から身体的に魅力的だと評価されやすいことが示されていました。
周りの評価が自分の採点にも表れるなら、大卒の人も、知能テストの得点が高い人も、そろって自分の容姿を高く採点しそうですが、実際はどうだったのでしょうか?







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