睡眠・運動・食事を「同時に」「ほんの少し」改善するだけで心血管疾患リスクが低下

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睡眠・運動・食事を少しずつ改善するだけで心血管疾患のリスクが10%下がる

これまで健康に関する研究では、睡眠、運動、食事は別々に調べられることが多くありました。

たしかに、それぞれが健康に関わることはよく知られています。

ですが実際の生活では、これらは切り離せません。

そこで研究チームは、こうした生活習慣どうしのつながりに注目し、「3つをまとめて見た方が実態に近いのではないか」と考えました。

今回の研究では、イギリスの大規模研究UKバイオバンクの参加者5万3242人が対象です。

追跡期間は約8年で、睡眠時間と運動量は、手首に装着するウェアラブル機器から推定されました。

運動として重視されたのは「中〜高強度身体活動」で、早歩きや階段の上り下りなど、日常の中で少し息が上がるような動きも含まれます。

食事については、食品摂取頻度アンケートをもとに食事の質スコアが作られ、野菜、果物、魚、乳製品、全粒穀物、植物油が多く、精製穀物、加工肉、未加工の赤肉、砂糖入り飲料が少ないほど高く評価されました。

そのうえで研究者たちは、こうした生活習慣の組み合わせと、心筋梗塞、心不全、脳卒中などの重大な心血管イベントとの関係を調べました。

分析の結果、睡眠が8.0〜9.4時間、運動が1日42〜104分の範囲にある人たちでは、重大な心血管イベントのリスクが特に低い傾向が見られました。

また、睡眠を11分長くし、運動を4.5分増やし、食事の質を少し改善する(野菜を1日4分の1カップほど増やす程度の変化)だけで、リスクが約10%低くなっていました。

では、なぜこれほど小さな変化でも意味があるのでしょうか。

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