炎上するレーシングカー、ライバルが瞬時の判断でドライバー救い出す 上海

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(CNN) 中国・上海のサーキットでこのほど開催されたチャイナGT選手権で多重クラッシュが発生し、フェラーリが炎上した。この時ドライバーの英国人、オリー・ミルロイは車内に閉じ込められた状態だった。

ミルロイは肋骨(ろっこつ)、鎖骨、手、指を骨折したほか、肺も痛めていた。

一刻を争う状況の中、救急隊が到着するよりも早く、ライバルの一人が究極の決断を下す。

オランダ人レーサーのルーク・ハルトグは自分のマシンを乗り捨てると、炎に向かって走り出した。

ハルトグはまず消火器を使って火の手を弱め、それからミルロイをマシンの外に引きずり出した。

ミルロイは後に、「今夜、自分が生きているのは、すべて一人の男のおかげだ」と投稿した。

ハルトグは、本能的に体が動いたと説明。「決断するまでもなかった。ドライバーは自力では脱出できないだろうという確信があった」と、当時の状況を振り返った。マシンに向かっていくときには恐怖も感じたという。

映像には、ハルトグが炎上するフェラーリの傍らにいる様子が映っている。最初の救急隊員が到着するまで、丸々1分かかったことが分かる。

ミルロイのチームは安全担当者の対応の遅さを厳しく非難。今後チャイナGTレースには参加しないと発表した。

レース主催者は、今回の事故を調査し、不備があれば是正すると述べている。

手術を終えたミルロイは、現在回復に向かっている。

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