(CNN) CNNの予測によると、米中間選挙のジョージア州上院選では民主党現職のジョン・オソフ議員の再選が確実になった。共和党は一時、ジョージア州を議席奪還の最有力候補とみていたが、民主党が重要議席を守ったことになる。
ジョージア州では2年前の大統領選でトランプが勝利した。今回の勝利により、オソフ氏の今後の政治的展望をめぐる臆測が過熱するのはほぼ確実だ。ジョージア州で民主党の上院議員が2期目の任期を勝ち取るのは、1990年以来となる。
一方、ジョージア州で再び敗北を喫した共和党内では、戦犯探しが始まるのは避けられそうにない。オソフ氏が破った相手は、筋金入りの保守派マイク・コリンズ下院議員。コリンズ氏は共和党予備選の最終盤に、大学アメリカンフットボールの元監督デレク・ドゥーリー氏を差し置いてトランプ氏の支持を取り付けた。ドゥーリー氏を支持したのは高い人気を誇るブライアン・ケンプ州知事だが、退任を控えるケンプ氏は長年にわたってトランプ氏と対立を繰り返し、共和党の分裂を招いてきた。
オソフ氏は食料品価格やガソリン価格の高騰、トランプ氏の貿易戦争、国民の反発が強まるイランとの戦争をコリンズ氏と結び付けて批判を展開。遊説先ではトランプ氏がワシントン政界を掌握したことで、利益誘導や私腹を肥やす動きが広がっていると重ねて強調した。
ジョージア州の有権者が初めてオソフ氏を上院議員に選んだのは、2021年の決選投票だった。このときは、同じ民主党のラファエル・ウォーノック氏も当選。ジョージア州では前年の大統領選でトランプ氏が僅差(きんさ)で敗れ、地元当局者に選挙結果の変更を求める圧力をかけるなど、混乱が続いていた。トランプ氏の敗北と民主党候補2人の勝利は、ジョージア州が米国政治の新たな激戦州になったことを印象づけた。
オソフ氏は弱冠39歳で、民主党の若手有望株の1人として頭角を現しつつある。インターネット上で強力な発信力を築いており、トランプ氏を批判する巧みな構図や編集の動画を定期的に発表することで、存在感に一段と磨きをかけてきた。選挙戦では会場が支持者で埋め尽くされることも珍しくなかった。
「ディープサウス(深南部)」と呼ばれる保守色の強い地域で選挙に勝った実績に加え、デジタルメディアを使いこなす手腕や若々しい容姿もあって、早ければ28年にも大統領選に出馬する可能性が取り沙汰されている。
しかし、オソフ氏は先月開催された上院選の討論会で、再選した場合は6年間の任期を全うすると約束した。
「大統領選への出馬には全く関心がない。出馬するつもりはない」(オソフ氏)

4 時間前
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