死亡した歩行者の43.8%から薬物かアルコールを検出
ニューヨーク州では、歩行者の負傷が年間約1万5000件発生し、そのうち約3000件で入院が必要になります。
ところが従来の交通安全対策は「飲酒して運転しないこと」に重点を置き、アルコールや薬物が検出される歩行者死亡の実態は、十分に調べられてきませんでした。
そこで研究チームは、死亡した歩行者のうち薬物やアルコールが検出された人の割合と、年齢、性別、時間帯、事故時の場所などの特徴を調べました。
分析に使ったのは、米国の公道で起きた自動車関連の死亡事故を記録する「死亡事故分析報告システム(FARS)」です。
対象は、2018~2020年にニューヨーク州で車両との衝突後30日以内に死亡した歩行者771人でした。
研究チームは死後検査の結果をもとに、「検出なし」「アルコールのみ」「薬物のみ」「両方」の4群に分類。
アルコールは血中濃度0.01g/dL以上、薬物は1種類以上の検出を基準としましたが、薬物の種類や濃度までは分析していません。
その結果、338人、全体の43.8%から薬物またはアルコールが検出されました。
内訳は薬物のみ18.3%、アルコールのみ13.7%、両方11.8%でした。
では、物質が検出された死亡例には、どのような特徴があったのでしょうか。
より詳しい結果を次項で見ていきます。






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