数十人を隔離、病院は閉鎖 ペスト研究所の職員死亡受け ロシア

2 日前 1

(CNN) ロシア東部シベリアのペスト研究所に勤務する女性技師が原因不明の疾患で死亡したことを受け、同地で数十人が隔離されたと伝えられている。

ロシアの感染症対策機関によると、シベリアのシェレホフにあるイルクーツク・ペスト対策研究所の検査技師(28)は、「原因不明」の肺炎と診断された後に死亡した。

現地メディアによると、死亡したのはダリア・シピロワさん。同機関は「患者から採取された検体からは、職務に関連する微生物は検出されなかった」と述べ、同地の「疫学的状況」は安定していると付け加えた。

死亡したペスト対策研究所の検査技師ダリア・シピロワさん(28)。地元メディアが特定した/VK/Darya Shipilova
死亡したペスト対策研究所の検査技師ダリア・シピロワさん(28)。地元メディアが特定した/VK/Darya Shipilova

一方で、イルクーツク州のイーゴリ・コブゼフ知事は、同対策機関トップのアンナ・ポポワ氏が同地の防疫委員会の特別会合に出席するため、2日にイルクーツクを訪れたことを明らかにした。

コブゼフ知事はこの会合について、「同地の住民に関する極めて危険な感染症の疑い症例」に関連しているとテレグラムに投稿した。

米国のドナルド・トランプ大統領は5日、記者団に対し、「そうした問題を抱えているのであれば誰であれ、我々は進んで助ける」と述べ、対応を支援する用意があると表明。「彼らがそんなことになるのは見たくない」「あれは厄介な疾患だ」と付け加えた。

地元当局者によると、モンゴルとの国境に近いロシア東部シェレホフスキー地区では「包括的な防疫措置」が講じられた。

女性技師が治療を受けた病院では入院施設が隔離され、複数の診療科で患者の入退院がストップしているという。現地メディアは、それ以外の同地の病院も閉鎖されていると伝えた。

約200人が経過観察を受けているという独立系メディアなどの非公式報道もあり、地元住民の間には不安が広がっている。

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