恋心を刺激されると「ある行動」を取りやすくなる

2 ヶ月前 26

恋愛を思い出すだけで「自己制御」が下がる

研究者は、恋愛が人の判断に及ぼす影響を「気分」や「感情」の問題としてではなく、「自己制御」という心理的メカニズムに注目して検証しました。

研究では、恋愛を直接体験させるのではなく、恋愛を想起させる手がかり(ロマンティック・キュー)を与える方法が取られています。

例えば、結婚やデートといった恋愛関連の単語、カップルが描かれた広告、あるいは生涯にわたる恋愛を描いた短い物語などです。

これらの刺激を受けた参加者は、その直後に「自分はどれほど自分の行動をコントロールできていると感じているか」という自己制御感を測定されました。

すると、恋愛的な刺激に触れた人ほど、自分の人生や行動を主体的に制御しているという感覚が弱まっていることが一貫して確認されました。

研究者は、恋愛が「抗えない力」「理性を超えた衝動」として文化的に語られてきた点にも注目しています。

「恋に落ちる」「盲目的な愛」といった表現が示すように、恋愛は自分の意思決定を自分で完全には制御できない状態として認識されやすいのです。

この認識そのものが、自己制御感を一時的に低下させると考えられます。

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