毎回問題が変わる、記憶では解けない「思考力パズル」
DecryptIQは、ウェブブラウザ上で挑戦できる暗号解読型のパズルです。
公式サイトでは所要時間約15分と案内されており、プレイするたびに異なる問題が出題されます。
そのため、前回の答えを覚えて次に生かすことはできません。
プレイヤーは毎回、新しい問題に向き合い、その場で解き方を探す必要があります。
ここで得られるスコアは、過去の問題をどれだけ覚えているかではなく、未知の問題にどう取り組んだかを映す一時点の記録だと説明されています。
平均スコアは100で、およそ3人に2人が85~115に入り、130を超える人は10人に1人未満です。
名称や数値の示し方はIQ検査を思わせますが、リーズ大学の発表はDecryptIQを標準化されたIQ検査とは説明していません。
このパズルが注目するのは、単なる正答数だけではなく、プレイヤーが問題をどれほど難しいと感じたかです。
参加者は、現在どのくらい頭が冴えているか、周囲の環境がどれほど気になるか、課題にどのくらい興味を持てたかも回答します。
こうした自己評価も最終スコアに加わり、異なる状況で問題解決の成績がどう変わるかを調べる手がかりになります。
解き方のコツや問題解決の戦略を身につければ、スコアを高めることはできます。
それでも研究者が中心的に見ているのは、最終的に何問解けたかだけではなく、プレイヤーが問題をどれほど難しいと感じたかです。
例えば、同じ問題に正解した2人でも、一方はすぐに規則を見抜き、もう一方は強い負担を感じながら何度も試したかもしれません。
DecryptIQは、結果だけでは見えにくい、問題に取り組む過程の違いを捉えようとしています。
問題を解く人の状態や環境まで含めて、「なぜ簡単に感じるのか」「なぜ難しく感じるのか」を探る研究ツールなのです。
※実際にプレイできる「DecryptIQ」のリンクは次項にあります。






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