快適な操作を実現する最高のエルゴノミックマウス2選、選び方のポイントも

6 時間前 2

Rikka Altland/CNN Underscored

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(CNN) 最高のエルゴノミックマウスは、繰り返しの動作によって生じる痛みから救ってくれたり、長年にわたる姿勢の悪さや使いづらい入力デバイスによって手首や手にわずらっている痛みを和らげてくれたりする。最高のノートPCを購入したとしても、タッチパッドはシステムを操作するうえで一番快適な方法とはいえず、手首が納得してくれることはない。

筆者たちは特に人気があり評価の高いエルゴノミックマウスの数々をテストしてきた。テクノロジーレビューを長年手がけてきたことで、こうしたマウスに対する実際のニーズを明らかにしてきた筆者は、どれが本当に役立つかを伝えることができる。九つのモデルを試してみた結果、最高のエルゴノミックマウスの称号を手にした王者と、手首への負担を特に軽減してくれる最高の縦型モデルを紹介しよう。

最高のエルゴノミックマウス:「ロジクールMX Master 4」

Rikka Altland/CNN Underscored
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ロジクールMX Master 4に見られる基本デザインでマウスのエルゴノミクスをほぼ完成させたと言えるLogitech(ロジクール)は、このカテゴリーで揺るぎない地位を築いている。このデザインは長年にわたって複数のバージョンを重ねて洗練された、手に自然にフィットするアーチ型の形状が特徴だ。手のひらと指が適切にマウスを覆うことで指の関節が上部にそろい、人さし指と中指が二つのメインボタンに自然に落ち着き、スクロールホイールがその間に位置する。これにより、しっかりとしたグリップが得られ、指先を動かすだけでどこでもクリックできる。テストした他のどのマウスもこれほどのサポート感はなかった。ボタンはすべて十分な大きさなのでクリック位置を意識する必要もほとんどない。

最もすばらしい仕上げは、親指と薬指・小指部分にある。MX Master 4の左右両側には、湾曲した部分にグリップを高める隆起が施されており、一日中快適に使える。親指パネルにはロジクールの新機能「触覚フィードバック」が搭載されており、一種の小型マウスパッドとして機能し、マウス操作や一般的なコンピューター作業をより直観的にするための物理的なフィードバックを提供する。小さな振動によって、複数のディスプレー間でカーソルを移動させたときなど、各種操作を実行したことを確認できるため、マルチディスプレー使用時に迷子にならずにすむ。

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触覚フィードバックは使い心地がよいだけでなく、MX Master 4の生産性も高めている。円形の「Action Ring」ボタンをクリックすると八つの仮想ボタンが開き、お気に入りのウェブページを開いたりメディア再生を調整したりといった操作をあまり動かすことなく実行できる。こうすることで手の動きが減り、指を理想的なエルゴノミクスポジションに保てる。マウスの左側には水平スクロールホイールとカスタマイズ可能なボタンを三つ備えており、筆者は音量調節、ブラウザーの進む・戻る、開いているウィンドーの一覧表示に設定しているので、親指をデフォルト位置からほとんど動かさずに多くの操作を行える。

MX Master 4の堅牢なアルミニウム製上部とグリップ感のあるラバー製側面は、一日を通じて安定性と快適性を両立させている。テストした他のマウスの多くは、これほど快適かつ適切にラバーを採用することができていなかった。

ワイヤレスのMX Master 4はロジクールのマウスやキーボードに期待される高い基準にも応えている。主要なOS(「Windows」「macOS」「Linux」「ChromeOS」「iPadOS」「Android」)すべてに対応し、三つのワイヤレス接続を保持してワンクリックで切り替えられる。

Rikka Altland/CNN Underscored
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MX Master 4は充電式内蔵バッテリーを採用し、USB-Cポートで充電する。使用しながら充電することも可能だが、推定70日分のバッテリーのおかげで残量低下の警告が出ることはほとんどない。


最高の縦型エルゴノミックマウス:「ロジクールLift」

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数多くの優れた縦型マウスをテストしてきたが、ロジクールLiftはそのコストパフォーマンス、快適性、機能性においてテストで際立っていた。初めて縦型マウスを使う人でもすぐになじめる自然なポジションに手を置くことができ、筆者は個人的にも気に入っている。また、推奨できるモデルの中で最も手頃な価格という点でも注目だ。低価格帯のエルゴノミックマウスを探している人にとっては物足りないかもしれないが、これよりも安価なモデルは使用感が十分とはいえない。

縦型マウスは見慣れない人には奇異に映るかもしれないが、ロジクールLiftは57度の角度で手をすべり込ませるとぴったりとフィットするよう設計されており、上から握るのではなく後ろ側から手を回す。そして親指で圧力をかけながら、優しく握手をするかのようにLiftの残りの部分を動かす。ただしMX Master 4とは異なり、Liftは小さめから中程度の手のサイズを想定して設計されているため、手が大きい人は大型の「ロジクールMX Vertical」を検討するといいだろう。ありがたいことにLiftは左利きにも対応している。

Liftの六つのボタンはほとんどのユーザーの場合、十分だろう。手のひら側にメインの左右のボタンとクリック可能なスクロールホイール、親指側に二つのボタン、スクロールホイール下にDPI感度ボタンという構成で、WindowsとMacに対応した「Logi Options+」ソフトウェアでカスタマイズが可能だ。ナビゲーションや音量調節などの標準オプションで物足りない場合は、それらのボタンにカスタムのショートカットを割り当てられる。LiftはBluetoothまたはLogi Bolt USB-AレシーバーでノートPCに接続でき、3種類のデバイスとのペアリングを記憶してマウス底面のボタンで切り替えられる。

Liftに関して唯一の不満があるとすれば、内蔵バッテリーや有線モードがなく、単3電池1本が必要な点だ。筆者は個人的に数年間Liftを使用していて、単3電池1本で2年持つというロジクールの公称に同意しているが、MX Master 4と同様にUSB-Cポートを使った充電式設計に移行した次世代Liftの登場を心待ちにしている。



エルゴノミックマウスの選び方

デザインと形状

最高のエルゴノミックマウスは、昔からある単純な曲線型の四角形とは見た目が異なる。手を乗せるのを待っているようなマウスを指し、手首のねじれを防いで疲労を軽減する縦型マウスも含まれる。従来のエルゴノミックマウスでは不十分だった場合や、専門家から手首を水平な角度で使うのをやめるよう勧められた場合には、縦型マウスを試すとよいだろう。

価格

残念ながら、手首や手の痛みを実際に改善してくれるエルゴノミックマウスはロジクールLiftを筆頭に最低でも80ドル(約1万2000円)前後する。50ドル未満のものも存在するが、耐久性や使用感が十分ではない。

バッテリー寿命

充電式の場合は少なくとも2カ月、交換式電池の場合は数年間持つマウスを選ぼう。

電源

テストした最高レベルのエルゴノミックマウスの多くは充電式内蔵バッテリーを採用しているが、単3や単4電池の交換が必要なモデルもある。前者のほうが余分な出費やごみが出ないため好ましいが、ロジクールLiftはエルゴノミクスが非常に優れているため例外とした。

ボタンの数

MX Master 4の多彩なボタンは魅力的だが、大半の人にとってエルゴノミックマウスを選ぶ際に本当に必要とするのは、マウス前面にある左右二つのメインボタンだけだろう。ただし、キーボードのショートカットをよく使うパワーユーザーは、音量調節やブラウザー操作も割り当てられる追加ボタン付きのマウスを探すとよいだろう。

接続性

ほとんどのマウスはBluetoothによるワイヤレス接続を採用しているが、ノートPCに接続する小型レシーバーを同梱するものもある。できれば両方のオプションを備えたものが理想的だ。小型レシーバーはタイムラグや遅延を抑えて滑らかなスクロールを実現する。

手の向き

右利きの人はエルゴノミックマウス選びに困ることはないが、左利きの人は対応しているロジクールLiftを迷わず選ぶことになるだろう。

親指操作のトラックボール

かつての名残を色濃く残すトラックボールマウスは、ほとんどのマウス底面にあるレーザーの代わりに、親指でトラックボールを回転させてカーソルを操作することで手首を固定したまま使えるよう設計されている。慣れるまでに時間はかかるが、手首への反復的な負担を軽減したい人は重宝するだろう。

ゲーミング機能

ゲーミング用にエルゴノミックマウスを探しているなら、今回のおすすめモデルは生産性向上やカジュアルゲーミングに最適なものだということを理解してほしい。高精度を求める向きはMX Master 4が対応する最大8000DPIよりも高いポーリングレートが必要になるだろうからだ。




本稿はCNN Underscoredのヘンリー・T・ケイシー記者による製品レビュー記事です。

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