心臓発作や脳梗塞の警告サインが「まぶた」に現れることがある――1年以内の発症率が約3倍に

5 時間前 1

まぶたの黄色いふくらみの正体

まぶたの黄色いふくらみの正体まぶたの黄色いふくらみの正体 / Credit:Canva

年齢を重ねるうちに、まぶたのあたりに黄色っぽいふくらみができることがあります。

それ自体は害のないものとされ、見た目が気になって皮膚科を訪れる人がほとんどです。

このふくらみは眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)と呼ばれ、女性によく見られます。

今回の研究でも、黄色腫と診断された人の7割が女性で、平均年齢は54歳でした。

ふくらみの中をのぞくと、そこには免疫細胞がぎっしりと集まっています。

その一つ一つがコレステロールなどの脂を内側にたっぷり抱え込み、泡を詰めたようにふくれ上がっています。

実は、これと同じように脂でふくれた免疫細胞は、血管の壁の中にも現れます。

そこにたまって血液の通り道を狭める脂のかたまり「動脈硬化のプラーク」は、この細胞が主役になってできていくのです。

まぶたと同じことが血管の奥でも進んでいるなら、まぶたのふくらみは、外からは見えない血管の異変を知らせるサインなのかもしれません。

実際、両者の関係はこれまでも調べられ、心臓病との関連を認める研究が多く報告されてきました。

眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)は他の病とかかわっている眼瞼黄色腫(がんけんおうしょくしゅ)は他の病とかかわっている / Credit:Xanthelasma and its association with developing major cardio-cerebrovascular events

ただし、ふくらみのある人に、もともと喫煙者や高血圧の人が多いだけなら、心臓病が多いのはそちらのせいとも考えられます。

喫煙や高血圧のように、病気の起こりやすさと結びつくよく知られた要因は「危険因子」と呼ばれます。

そのため、危険因子の条件をそろえて比べれば関連は消えるのではないか、という見方もあり、決着はついていませんでした。

そこで研究チームは、過去最大級のデータを使い、10年という長い期間でこの関係を確かめることにしました。

記事全体を読む