従業員は「ある扱いをされた」と感じると労働意欲が低下する

2 ヶ月前 15

たった一枚のカードが労働意欲を変えた

研究の舞台となったのは、全米に250以上の店舗を展開する小売チェーンでした。

この企業には、管理職が従業員の誕生日に「カードと小さな贈り物を手渡す」という明確な社内ルールがありました。

目的は、従業員と管理職の個人的な関係を強めることです。

研究チームは、この「誕生日対応」が予定通り行われたかどうかと、その後の従業員の行動データを詳細に分析しました。

すると、意外な結果が浮かび上がります。

誕生日から5日以内にカードと贈り物が渡された場合、従業員の行動に特別な変化は見られませんでした。

ところが、それを過ぎてしまうと、欠勤率が約50%も増加し、1人あたり月に2時間以上、実質的な労働時間が減少していたのです。

重要なのは、これは解雇や減給といった明確な不利益ではなく、カードを渡すのが遅れただけという点です。

それでも従業員は、遅刻が増え、早退し、休憩時間を長く取るようになっていました。

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