シンピングを特徴づける「2つのタイプ」
恋愛において、相手を大切にしたいと思うこと自体は自然なことです。
好きな人のために時間を使ったり、親切にしたり、励ましたりすることは、多くの関係に見られる普通の行動です。
しかし今回の研究が注目したのは、そうした通常の思いやりを大きく超えた行動です。
たとえば、相手から同じような好意が返ってきていないにもかかわらず、高額なプレゼントを贈り続けたり、連絡をし続けることです。
あるいは、相手を過度に理想化し、相手を批判する人に強く反応し、生活の中心をその人だけにしてしまうような行動です。
研究チームはまず、こうしたシンピング行動がどのような特徴を持つのかを明らかにすべく、成人参加者に自由記述で行動例を挙げてもらいました。
その後、別の参加者に、それらの行動が「シンピング」と呼ばれる現象をどの程度よく表しているかを評価してもらいました。
その結果、行動は大きく2つに分類されました。
1つは「過剰さ」です。
これは、大金を使う、絶え間なく相手を褒める、相手のために必要以上の労力を注ぐといった行動です。
もう1つは「執着性」です。
これは、相手に固執する、相手を過度に擁護する、相手を理想化する、恋愛対象から心理的に離れられなくなるといった行動です。
重要なのは、これらの行動が第三者から必ずしも魅力的に見られない点です。
観察者は、このように振る舞う人を、自尊心が低く、自分自身の軸が弱く、恋愛相手として望ましさが低い人物として評価する傾向がありました。
つまり、本人は「これだけ尽くせば気持ちが伝わる」と考えているかもしれませんが、周囲や相手からは、むしろ不安定で重いアプローチに見える可能性があるのです。
ここで気になるのは、なぜ一部の男性がこのような行動をとってしまうのかという点です。
チームは当初、身体的魅力や社会的地位など、自分の「恋愛市場での価値」を低く感じている男性が、その不足を補うために過剰な献身を行う可能性を考えました。
しかし、実際の結果はそれほど単純ではありませんでした。






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