YouTubeチャンネル『街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜』が10月24日、小説家の吉本ばななさんへのインタビュー動画を公開し、その波乱万丈さが話題を集めています。
動画では「一撃1200万!家族への膨大な金銭支援」と題し、吉本さんが漫画家で現在闘病中の姉・ハルノ宵子さんとの関係について赤裸々に語る様子が収められています。
一撃1200万!「生前贈与という気持ちで」
家族への支援は、これまで自分の収入のできる範囲で行っていたという吉本さん。年々金銭的に限界を感じ、また姉の病気治療に多額の金銭が必要であったため、今年5月にはnoteで「クラウディクラウドファンディング」と題した文章を有料で公開しました。
そのなかでは、悪臭を放つ実家で増えたネズミの存在や、すでに他界した母と姉との共依存関係および心理的葛藤などが描かれ、吉本さんの父が高名な批評家・詩人である故・吉本隆明さんであったことも影響し、大反響を呼びました。
今回公開された動画によれば、吉本さんは度々実家の改修費などの支払いや家族の手術・入院費用などに長年にわたって金銭的援助をしていたそうです。そんな中、2021年7月に開催された東京オリンピックの影響で3倍以上に高騰した、姉の住む家が建っている借地の更新料のために1200万円を一括で工面したといいます。
この支援は、「これからずっと支援していくのはおかしい」という思いもあり、姉に“生前贈与”のような気持ちだと伝え、しばらく生活費に使ってほしいという心持ちで行ったのだそう。
しかし、この莫大なお金も、姉は飼い猫の病気の治療費に当ててしまったといいます。そんな動物好きの姉について、吉本さんは「自分の少しの飲み代と猫には際限なくお金を使える人物」だと評し、あげたお金の使い道を聞かなかったことが、「あだになった」と明かしています。
とはいえ、姉との関係は決してこじれているわけではなく、今年のnoteでの文章を発表後も、姉は読んだ上で「はじめはぷんぷん怒っていたけれど」お金が入ってきたことを伝えたところ「意外に『そっかあ…』」となり「ムードは悪くない」と吉本さんは説明しています。
動画では、家族との関係に加えて、若くしてデビュー作が大ヒットした自身の作家生活のこれまでを振り返り、また幼い頃から「書く」子どもであったことや、税理士に騙された過去など率直に語っている吉本さん。
コメント欄には、「今回は特に見応えがありました」「神回ですね」「何回も繰り返し見てしまいました」などの感想が寄せられました。
吉本ばななさんは、1987年に発表された短編小説『キッチン』で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。国内外問わず数々の文学賞を受賞し、著作は30か国以上で翻訳出版されています。近刊に中編集『短いこの人生でいちばん大事なもの』(幻冬舎)。

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