
中国の国内サイバーセキュリティ法は、中国企業に対し、政府の要求に応じてデータを提供するよう義務付けている。つまり、中国企業が製造するウェアラブルデバイスは、アメリカ人の機密性の高い健康データを、本人の知らないうちに北京に漏洩する可能性があるということだ。写真提供:PAJDJW(Shutterstock経由)
By Kerry Picket – The Washington Times – Friday, June 19, 2026
共和党のリック・スコット上院議員(フロリダ州)とデーブ・マコーミック上院議員(ペンシルベニア州)は、中国製の健康管理用ウエアラブル機器がもたらす国家安全保障上のリスクについて、連邦通信委員会(FCC)に調査を求めた。
スコット、マコーミック両氏は18日、FCCのブレンダン・カー委員長宛ての書簡で、米国の高齢者が利用している中国製健康機器に警鐘を鳴らした。
両氏はFCCに正式な説明を求めるとともに、一部製品について全面的な使用禁止措置を講じるべきかどうかの検討を要請した。
最大の懸念は、中国の国家サイバーセキュリティー法が中国企業に対し、政府の要求に応じてデータを提出するよう義務付けている点だ。そのため、中国企業が製造したウエアラブル機器を使用すると、知らないうちに機微な健康データが中国政府に渡ってしまう可能性がある。
両氏は書簡で、「中国製健康ウエアラブル機器によるデータ流出の脅威は全ての米国人に影響するが、とりわけ高齢者へのリスクを懸念している。高齢者は、自らのために設計・販売された各種の接続型健康モニタリング機器への依存を強めているからだ」と述べた。
書簡では、FCCによる調査対象として6つのカテゴリーを挙げている。個人用緊急通報システム、スマートウオッチ・フィットネストラッカー、遠隔血圧・心機能モニター、持続血糖測定器、スマート補聴器、在宅遠隔患者モニタリング機器だ。
これらはいずれも、高齢者が緊急医療を受ける必要があるかどうか、服薬が効果を挙げているかどうか、自宅で安全に生活を続けられるかどうかを判断する重要な機器だ。
スコット、マコーミック両氏は、FCCによる上院高齢化問題特別委員会向け説明会の実施と、これらの製品や関連部品をFCCの「対象機器リスト」(使用禁止対象機器リスト)に追加すべきかどうかの評価を求めた。回答期限は7月15日に設定されている。

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