ネコは「人間の脳老化」を調べるモデルになるかも
老化研究では、マウスなどの実験動物がよく使われます。
しかし、こうした動物は寿命が短く、人間の高齢期に相当するような長い時間を自然に生きるわけではありません。
また、病気を人工的に起こして調べることも多いため、人間が実際の生活の中で年を取っていく過程とは異なる部分があります。
そこで研究チームが注目したのが、ペットとして暮らすイエネコです。
イエネコは最大で30年ほど生きることがあり、近縁種のヨーロッパヤマネコよりも長寿です。
さらに世界中に非常に多く存在し、人間と同じ家庭環境の近くで自然に年を取っていきます。
つまりイエネコは、実験室で無理に老化を再現するのではなく、現実の生活環境の中で進む老化を調べられる可能性を持つ動物なのです。
Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部そこで研究チームは今回、人間、ネコ、チンパンジー、マウスなどを含む複数種の哺乳類を対象に、集められた3754件のデータを分析しました。
その中には、脳画像、血液化学、病気に関連するパターン、目が開く時期や遊び行動の開始といった発達上の指標が含まれていました。
そして単純に「ネコの1年は人間の何年」と換算するのではなく、実際に測定できる生物学的変化をもとに、種を超えた年齢の対応関係を作ったのです。






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