ロンドン行きの旅客機が目的地変更、預け荷物の中に充電中のモバイルバッテリー

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(CNN) 英格安航空会社(LCC)イージージェットのエジプト発ロンドン行きの便が、ローマへの行き先変更を余儀なくされていたことが分かった。同社がCNNに明らかにした。乗客が乗務員に対し、預け荷物の中にモバイルバッテリーで充電中の機器を置き忘れたと伝えたためだという。

当該のEZY2618便は19日、紅海沿岸の人気観光地であるエジプトのフルガダを出発した。

航空機追跡サイトのフライトアウェアのデータによると、同機は離陸から3時間半後まで高度1万980メートルを巡航していたが、その後イタリアの首都ローマのフィウミチーノ空港へ目的地を変更した。着陸の時刻は午後11時33分だった。

乗務員が乗客の荷物の中にモバイルバッテリーで充電中の機器があることに気づいた後、「機長は安全規則に従い、予防措置として目的地の変更を決定した」。イージージェットはCNNへの声明でそう述べた。その上で迂回(うかい)とそれに伴う遅延を謝罪した。

イージージェットによると、乗客らにはホテルと夕食が提供され、20日午前にロンドン・ルートン空港へ向かう旅程が再開された。

国際民間航空機関(ICAO)は3月、モバイルバッテリーに関する新たな規制を導入した。新規則では、乗客1人につきモバイルバッテリーは2個までしか持ち込めず、飛行中の充電は禁止されている。

各航空会社は以前から機内でのモバイルバッテリーの使用を制限してきた。シンガポール航空は、機内でのモバイルバッテリーによるデバイス充電を全面的に禁止した。

サウスウェスト航空は2025年5月、CNNに対し、モバイルバッテリーを使用する乗客は、モバイルバッテリーを人に見えるように携帯する必要があると述べた。

リチウムイオン電池はスマートフォンやノートパソコンなどの一般的な家電製品に広く使用されているが、電池に含まれる化学物質は可燃性だ。

電池が過充電されたり、過熱したり、損傷したりしていると、熱暴走と呼ばれる連鎖反応を引き起こす可能性がある。

米連邦航空局(FAA)によると、06年3月から26年2月までの間に、航空機内でリチウムイオン電池に関連した煙、出火、または極度の高温を伴う事案が563件発生した。そのうち230件はバッテリーパックが原因となっている。

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