(CNN) ポーランドのコシニャクカミシュ国防相は15日、国境検問所付近へのロシアの相次ぐドローン(無人機)攻撃で北大西洋条約機構(NATO)加盟国の懸念が高まったことを受け、ウクライナ国境の警備を強化していると発表した。
コシニャクカミシュ氏はX(旧ツイッター)への投稿で「ここ数日の状況は、ロシアの行動で欧州全体の安全が脅かされていることを示している。政府の決定に従い、国境警備隊の使用するインフラの強化が進められている」と述べた。先週末に発生した2回の攻撃を受けたもので、うち1回は欧米の元高官らが移動に使っていた列車に着弾した。
ロシア国防省は15日、ポーランド国境付近へ2回の攻撃を行ったことを確認。軍事物資を輸送する列車だったと主張した。
これに先立ち、リトアニアの軍当局者は同日、リトアニアの領空で初めてドローンが撃墜されたと発表していた。リトアニアはポーランドと同じくNATO加盟国。
リトアニア国防省によると、ドローンには爆発物が搭載されていたが、爆弾処理の専門家によって無力化された。国防省はCNNに対し、ドローンの出所を特定する調査が進められていると明らかにした。
イタリアのクロセット国防相は、NATO軍に所属するイタリアの戦闘機がドローンを撃墜したと述べ、「ロシアから飛来した可能性が最も高い」との見方を示した。イタリア国防省は声明で、イタリアの戦闘機が対応を迫られた事案は1カ月で2度目だと明らかにした。
デンマーク軍も15日、公海上にいるロシア軍艦の定期撮影を行っていたデンマーク軍のヘリコプターに対し、緊急信号弾2発が発射されたと発表した。

ウクライナの鉄道会社が提供した写真。13日にウクライナとポーランドの国境付近で起きたロシアのドローン攻撃により損傷した列車が写っている/Ukrainian Ukrzaliznytsia Railway/AP
NATOのルッテ事務総長は14日、NATO領に近い場所への攻撃はロシアのプーチン大統領の「なりふり構わぬ姿勢」や、「恐怖とテロをまき散らそうとする」意図の表れだと指摘した。
ルッテ氏はロシアやその緊密な同盟国であるベラルーシとの国境沿いで、NATOの防衛体制を強化する考えを誓った。

3 週間前
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