ポルノを頻繁に見る人ほど「うつ症状」が強い傾向

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頻繁な「ポルノ視聴」と「抑うつ症状」を2年間追跡

研究の背景

これまでにも、ポルノを多く見る人ほど抑うつ症状を訴えやすい傾向はたびたび報告されてきました。

しかし、その多くは一時点だけを調べた研究か、視聴を制御できず生活に支障が出る「問題のあるポルノ利用」を扱った研究でした。

単純に視聴回数が多いことと、依存的・制御困難な利用は同じではありません。

そこで研究チームは、ポルノの「利用頻度」そのものが、長期的に抑うつ症状と結びついているのかを調べました。

調査方法

調査対象は、米国国勢調査の人口構成に合わせて集められた成人2806人です。

平均年齢は51歳で、53%が女性、47%が男性でした。

チームは2022年3月〜2024年4月まで、同じ参加者に約6カ月間隔で計5回の調査を実施しました。

参加者は、過去12カ月に1人でポルノを見た頻度と、直近2週間に気分の落ち込み、憂うつさ、希望のなさを感じた頻度を回答しました。

分析では、年齢、性別、ポルノに対する道徳的な反対意識の影響も統計的に調整しました。

さらに研究者たちは、「普段から視聴頻度が高い人は抑うつ症状も強いのか」と、「ある時期に視聴が増えると、その後に抑うつ症状も増えるのか」を分けて検討しました。

研究結果

5回すべての調査で、ポルノの視聴頻度が高い人ほど、抑うつ症状も強い傾向が確認されました。

この関連は、参加者の年齢、性別、ポルノに対する道徳観の違いを考慮しても残りました。

しかし、約6カ月後の変化を調べると、ある時点で視聴頻度が増えた人が、その後さらに抑うつ的になるという明確な傾向は見つかりませんでした。

反対に、抑うつ症状が強くなったことが、6カ月後のポルノ視聴の増加を予測する証拠も得られませんでした。

つまり、今回確認されたのは、両者が時間差で互いを悪化させる関係というより、「普段から頻繁に見る人は、普段から抑うつ症状も強い」という安定した個人差でした。

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