(CNN) イタリアの高級スポーツ車メーカー、フェラーリ初の完全電気自動車(EV)「ルーチェ」を特別仕様にしたモデル「シャシー0」が15日、4000万ドル(約64億円)で落札され、オークションで売却された新車としての史上最高額を更新した。
フェラーリは5月にルーチェ(イタリア語で「光」を意味)を発表。その翌日には株価が8%あまり下落していた。
ルーチェは丸みを帯びており、従来のフェラーリに見られる特徴的な角張ったデザインとは大きく異なっていることから、当時、一部のフェラーリファンから酷評が噴出した。
それでも15日に米カリフォルニア州で開かれたチャリティーオークションで、シャシー0は当初の予想価格110万ドルの36倍で落札された。コレクターズカーのオークション会社RMサザビーズが明らかにした。

ルーチェは丸みを帯びたデザインで従来のフェラーリ車とは異なっている/Courtesy of RM Sotheby's
フェラーリUSAは16日、インスタグラムに「入札額は上がり続けた。そして歴史がつくられた」とし、今回の売却が「オークションで売却された新車として史上最高額の新記録」を樹立したと投稿した。
収益は全額、フェラーリ財団に寄付され教育活動の支援に充てられるという。
4輪それぞれに電動モーターを搭載しているルーチェをめぐり、ファンの評価は二分している。フェラーリは先ごろ、同車について「異なるタイプのフェラーリ顧客のための、まさに異なるタイプのフェラーリだ」と説明していた。
RMサザビーズによると、シャシー0は専用の顔料を使って真珠のような半光沢仕上げが施されており、光が当たると外装が緑から紫へと変化する多彩な反射を生み出す。
内装にも特注素材の「ペルラ・ル・マン」メタリックレザーが使われ、白を基調として配置された黒いパーツが特徴となっている。

シャシー0の内装/Courtesy of RM Sotheby's
シャシー0は製造地であるイタリア北部マラネロに戻され、来年の1~3月に落札者へ引き渡されるという。
5月に発表された一般販売向けルーチェは55万ユーロ(約1億円)で、納車は今年の10~12月に始まる見通し。

3 日前
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