(CNN) 米イスラエルによる2月下旬のテヘラン攻撃でイランの前最高指導者ハメネイ師が死亡してから4カ月あまり。イランでは現在、6日間の日程でハメネイ師の葬儀が執り行われている。
中東史の専門家ロウェナ・アブドゥルラザク氏はCNNに対し、イスラム教の埋葬は死後すみやかに行われるのが通例で、ハメネイ氏の葬儀が数カ月遅れたのは異例だとの見方を示した。
英ロンドン大学東洋アフリカ研究学院で中東やアフリカの歴史を教えるアブドゥルラザク氏は、この遅れには様々な要因があると指摘する。
まず、米イスラエルとイランの戦争で「多くの人が住む場所を追われ、破壊や爆撃」が発生したため、「葬儀実施が困難になった」というのがアブドゥルラザク氏の挙げる第一の要因だ。
アブドゥルラザク氏はまた、戦闘が続くさなかに葬儀が行われた場合、安全上の懸念からイランの指導者が参列できなかった可能性もあると言い添えた。
こうした安全上の懸念に加え、外国の要人が確実に参列できるようにするため、葬儀の主催者は停戦を待ってから葬儀を行った可能性があると、アブドゥルラザク氏は説明する。
壮大な葬儀はイスラム暦のムハッラム月に進められている。シーア派の暦において「意味深く、非常に重要な月」だ。「この月に葬儀を執り行うことは、犠牲と殉教という重大な象徴性を帯びている」という。
ハメネイ氏の葬儀は、前任者だったホメイニ師のものとは「相当異なる」とアブドゥルラザク氏。今回の6日間に比べ、1989年の葬儀はわずか2日間だった。葬列はイラン国内にとどまり、ハメネイ氏の葬儀で予想されるようなイラクへの移動はなかった。
また、ハメネイ師は自身の霊廟(れいびょう)ではなく、故郷マシュハドに埋葬される予定だと、アブドゥルラザク師は指摘した。

15 時間前
2




English (US) ·
Japanese (JP) ·